栗山魂: 夢を正夢に (河出文庫 く 19-1)

著者 :
  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309416403

感想・レビュー・書評

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  •  多くの栗山本が出ている中での一冊。彼の半生と考え方が書かれている。名選手でなかったからこそ、選手に寄り添うことができたのだろう。今の社会が求めている上司像なのかもしれない。名言も多い。
    「好きなものを見つけることに、期限はありません。やり直しもできます。」「便利さというのは、必ずしも心の豊かさにはつながらず、むしろ、大切なものを見えにくくしてしまうところがあるのです。」「どうすれば必然の幸運が訪れるのか、ー
    徳ー、人のためにどれだけ尽くせるか、生きられるか」

  • 娘が日本ハムファイターズ栗山監督にいただいた、サイン入りユニフォームに書かれていた言葉<夢は正夢>。この言葉に込めた監督の想いを知りたくて手にした。

    監督の野球人生を振り返りながら、夢を叶えていくことの素晴らしさ、それに向かって努力を重ねていくことの大切さが語られる。
    栗山監督の熱い想いが詰まった言葉はどれも心に響き、読んでいて胸が熱くなる。中学生に向けて書かれた本だが、テスト入団の落ちこぼれが大先輩たちに育てられ、そして監督となり若手を信じて育てていく過程は、仕事での若手指導にも重なり学ぶことも多かった。
    心に力が湧く一冊。
    今は中学生の娘が読んでます。

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著者プロフィール

1961年4月26日、東京都小平市生まれ。小平二中時代はバレーボールに熱中。その後、創価高校時代にかけ、野球でエースかつ主砲として活躍。東京学芸大学進学後、教職を目指して教員免許を取得。学芸大卒業後、入団テストを経てヤクルトスワローズに入団。1984年には1軍に昇格し、1989年に外野手としてゴールデングラブ賞を受賞。しかし、1990年のシーズンを最後に、怪我や病気のために引退を決意。引退後は野球解説者やスポーツジャーナリストとして活動する一方、白鴎大学の教授も務めた。2011年11月には北海道日本ハムファイターズの監督に就任し、監督1年目でパ・リーグ優勝。2016年には2度目のリーグ優勝と日本一を達成、正力松太郎賞を受賞した。2021年4月10日には球団監督歴代最多となる632勝を達成したが、2021年シーズンで日本ハムの監督を退任した。2021年12月からは野球日本代表監督に就任し、2023年には14年ぶりに日本をWBC優勝に導いた。

「2023年 『栗山英樹29歳 夢を追いかけて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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