- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309416885
感想・レビュー・書評
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野ブタの作者とは知りませんでした。
図書館で巡り合った一冊。
いじめをなくす方法が演劇、とは中々面白い発想。大人に入ってもらうというのは嫌という子も多いし、自分もそうだった。
熱い思いを行動に起こせる英雄とそれに協力する鈴のタッグが最高。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
夫の友人からお借りしました。
実は再読です。意外と覚えてました。
イジメが起きるのはヒマだから。
ヒマな時間を作らず休み時間も楽しめればイジメは起きないはず!
更に友人のいない子も、休み時間を楽しめれば学校での居場所が出来るはず!
ってことで、休み時間ごとに全校生徒に向かってパフォーマンス繰り返す男の子と、それを演出する女の子のお話です。
友情もテーマで、青春を味わえる爽やかな読後感でした。 -
白岩玄さん…初めましてです
『野ブタをプロデュース』の原作者なんですねー
雑誌でオススメされてたので図書館で借りてみました
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高校生が主人公の青春モノ…だけでは片付けられないテーマがあります
「いじめ」をなくすために本気でヒーローになろうとする英雄と英雄の純粋な気持ちに巻き込まれていくヒロイン
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作中に「人は心の中に宿る正義を掲げる時に必ず見えなくなるものがある。相手の尊厳や大切なものをないことにしてしまう。」という表現があり、ドキッとしました
自分の正義を貫きたいがばかりに相手を傷つけてやしないか
中々考えさせられました
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あまり多くは登場しないけど、校長先生がとっても素晴らしく、こんな先生ばかりだったら救われる子どもはたくさんいるのかもしれないなと思いました