生活の世界歴史 2 (河出文庫 826B)

著者 :
  • 河出書房新社
3.38
  • (0)
  • (3)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 26
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309472126

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 読んでいる途中ですが、中国の(主に明代の?)生活文化や氏族文化がまとめられていて、資料としてとてもよかったです。
    ただ明中心という割りには、他の時代の話も同時に同じ章に出てくるのでちょっ読みにくいところはありました。

    新書よりはずっと内容が濃いと思います。

  • (2003.11.04読了)(2002.04.20購入)
    生活の世界歴史1は、「古代オリエントの生活」だったので、この本は中国の古代の生活についての本だと勝手に決めていたのに明の時代を中心とした生活についての本だった。
    この手の本は、なかなか頁がはかどらず、ついつい他の本に手を出しながら読むのでますます時間がかかってしまう。家内に言わせれば、面白くないのはさっさと打っちゃって他の面白い本を読んだらいいじゃない!ということなのだが。
    幾つか印象に残った話題を
    ●塩の専売制
    中国では、漢代から塩は専売制がしかれ清朝にいたるまで2000年間続いたそうです。土地は早くから一般に開放され、使用権や所有権が民間に移っていたが、山や川、湖、海は皇帝の所有物とされたままだったので、その海からの産物も国家の占有ということなのだそうです。国家財政の半分ぐらいが塩の収益によるものだったそうです。塩はその分高く売られていたわけで、やみ塩が横行することになったということです。
    ●結婚について
    唐代に法律で、同姓婚が罰せられるようになったそうです。最初読んだ時は、男同士や女同士の婚姻が禁止?と思ったのですが、よく読むと苗字が同じものは結婚してはいけないという意味でした。周さんと周さん、毛さんと毛さんは結婚できない。これが近代まで続いたそうです。縁組は仲人が取り仕切ったそうです。この辺は日本と同じ?
    ●離婚について
    明代は、離婚が難しかったようです。離別が可能な条件は、(1)夫の両親に仕えないこと (2)40歳までに男の子がないこと(男子相続制のため) (3)姦通をした (4)嫉妬深い (5)重い病気 (6)お喋り (7)盗みをはたらいた 以上のどれかに該当する場合

    ☆関連図書(既読)
    「生活の世界歴史(1)古代オリエントの生活」三笠宮崇仁著、河出文庫、1991.05.10

    (「BOOK」データベースより)amazon
    新しい視点から中国史を再構成し、明代を中心に民族の意識を決定したものを探る。

全2件中 1 - 2件を表示

三田村泰助の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×