暮しの中の妖怪たち 新装版 (河出文庫 い 5-2)

著者 :
  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309473963

作品紹介・あらすじ

人々は妖怪を恐ろしいものとするいっぽうで、現実から離れた妖怪世界を求めてきた。そして不思議な出来事、奇怪な現象を妖怪のしわざとして語り伝えたのである。こうしてかたちづくられた妖怪の姿を、各地に伝えられる昔話や伝説、古代から近世に至る各種の文献など興味深い資料を駆使して明らかにし、民俗学から見た妖怪の性格や正体、現代における意義を探る。

感想・レビュー・書評

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  • エッセイ風に妖怪の話が紹介されており、とても読みやすい。それにとても興味ある話。
    が、日本全国の妖怪を網羅しているとはいえない。最後のほうの妖怪論を充実させて、妖怪の紹介と、妖怪論を分けた二分冊を、このレヴェルの本なら出版できたはず・・・?
    いずれにせよ良書。

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著者プロフィール

1932年奈良に生まれる。立命館大学大学院文学研究科日本史学専攻修士課程修了。民俗学専攻。大阪市立博物館主任学芸員を経て、国立歴史民俗博物館教授。日本民具学会会長、日本民俗学会理事、日本展示学会理事。
著書:『絵馬』『小絵馬』『奈良祭事記』『大和の民俗』『大和の年中行事』(共著)、『神饌』『絵馬秘史』(編著)ほか。

「2014年 『地域社会の民俗学的研究 〈オンデマンド版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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