世界地図から食の歴史を読む方法: 料理や食材の伝播に秘められた意外な事実とは (KAWADE夢新書 238)

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 78
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309502380

作品紹介・あらすじ

中国発祥の麺がシルクロードを西進してスパゲティになった!?なぜウシやブタを食べることをタブーにした宗教があるのか!?今日、私たちが口にしている数々の食材や料理が世界史の中でいかに生まれ、変化してきたのか、その意外な素顔を探る。

感想・レビュー・書評

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  •  特に興味を引いたのは、昆虫料理のくだり。日本でもイナゴの佃煮やハチの子料理があるが、世界全体だと500種にものぼるという。たとえば、ラオスの山岳民はゴキブリの卵やクモをフライにして食べるらしい。
     また、アリストテレスがセミグルメだったとの記述もあった…。「セミは脱皮前のサナギが最も味がよく、成虫になると白い卵のつまった雌がいい」とあるが、典拠が知りたい。

  • かたやマナーのお話から
    ルーツの話、
    はたまた宗教的理由の禁食まで

    カボチャはカンボジアから
    ジャガイモはジャガタライモ→ジャカルタ産から

    ってな感じでもっと色々と幅広く紹介している。
    ざっくり言うと食の雑学本ですねぇ。

    中世とか知ったら欧米信仰者減るんじゃないかといつも思うんだけど
    どうなんでしょうね。

  • いくらなんでも底が浅すぎる。

  • 我々の身近にある食品、カレーやコーヒーから始まり食材、食器、作法、ネーミングに至るまで幅広く集めた一冊です。
    楽しく読めます。

  • 地理学者と自称するだけあり、地名を聞いただけで大体の位置を地図で示せるのだが、その由来や別言語の同義語などはカバーしきれていないので、非常に興味深く読んだ。
    さらに、読み進むうちに
    「何故アメリカは歴史がないことに引け目を感じているのか」
    「植民地化の罪」
    「古代人が南方の未知大陸のことをどうやって知ったのか」
    などに思考が進み、一冊で何度も楽しめる。
    だから地理学者はやめられない、と実感させられた本。
    もちろん、雑学として読み流しても充分に楽しめる。
    (2004.1.11)

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著者プロフィール

辻原康夫
地誌研究家、元・流通経済大学社会学部教授。著、監修に、『人名の世界史』(平凡社)、『国旗と国名由来図典』(出窓社)、『世界の国旗全図鑑』『日本と世界の祭り』(小学館)、『世界地名情報事典』(東京書籍)『世界の国旗大百科』(人文社)など多数。

「2022年 『そうだったのか!国の名前由来ずかん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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