女子の国はいつも内戦 (14歳の世渡り術)

著者 :
  • 河出書房新社
3.03
  • (10)
  • (24)
  • (102)
  • (15)
  • (12)
本棚登録 : 446
感想 : 85
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (193ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309616476

作品紹介・あらすじ

ご存じでしょうが、女子は階級社会です。女子は誰もが知っていたけど、恐ろしくて語られなかった真実。この戦場の生き残りかた、教えます。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 友情をテーマにブックトークをした際、選んだ一冊。
    女子中学生…私立女子校、公立共学校…のパターンに分けて、どうやったらうまく生き延びられか!が自虐ネタも交えて展開される。
    自分はどのタイプに当てはまるか調べる問題や、チャートなどもある。
    一人でも友だちとでも楽しめる?一冊。
    出てくる芸能人などがちょっと古い。2016.5.2

  • うわ~~~~
    毎回思うけど辛酸さんってホントに観察力がある。
    いやだって、内容がリアルで、もう全くその通りなんだもの、現役十四歳なんじゃないかと思うくらい。ビックリしちゃうわ。
    もちろん、ごもっともな処世術もいっぱいのっていて、十四歳だけじゃなく、大人も男性も楽しく読める本だと思う。てか読んで欲しい笑
    でも、十四歳からしてみると、めっちゃ耳の痛い話でもあるかもなぁ。学校でも一匹狼寄りな私でさえ自分のイヤなところを指摘されてるみたいで耳の痛いところが多少あったから。

  • 女子の国はいつも内戦 (14歳の世渡り術) 単行本 – 2008/3/1

    無理せず自分にあったグループに入ろう
    2015年10月14日記述

    辛酸なめ子氏(池松江美)による著作。
    女子のクラスでの力関係などに関して解説している。
    クラス内のピラミッド構造、ヒエラルキーがあることを指摘している事が重要。
    学校では教えられない。
    しかし重要な傾向である。
    知っておいて損はないだろう。

    大きく分けて5つのグループがあるのだという。
    派手系
    ふつう系
    真面目系
    カルチャー系
    オタク系

    無意識レベルでも人となり、ファッションを通じてある程度のグループ、まとまりが出来る。
    男子もそれほどではないものの似た傾向があったと自分の中学、高校生活を振り返ってみても思う。

    他の方の指摘にもあったように、
    容姿の美醜(カワイイか否か)
    ファッションや流行に対するセンスの好さ及び意識の高さ(オシャレか否か)
    この辺りで判断の別れる点、
    ただ流行り系のブランドを手に入れようとしても経済力がないと大変。
    無理せずに普通系など自分のあったグループにいればそれで良いのだ。

    文房具も無印良品などを利用すると良い
    親しくなりたい場合、ちょっとした悩み相談をする
    お弁当がひとりになりそうなら早弁してお昼休み前に完食する
    好きじゃないタイプの人とは無理に関わらず、距離を置く
    会話にちゃんとリアクションする

    セレブママに学ぶ友だちキープ術
    とにかく、悩みを相談する
    ファッションのテイストを合わせる
    話しながらさり気なくボディタッチ
    年が違ってもタメ口で親密さをアピール
    自慢話も悩み相談風に話す
    プレゼントで心をつなぐ
    セレブママは同じ位の経済レベルでなと大人の女の友情を保つのは難しい

  • うわぁ〜面倒くせえ!女子の世界ってこんなだったっけ?…そうでした。今だから笑って読めるけど当事者は必死なんだろうな。辛酸なめ子さん初めて読んだけど面白い。ヒエラルキーをどう渡っていくか?娘を見守ろう

  • 14歳の世渡り術。今思えば、中学生って人生の中でかなりキツイ時期。今つらい思いをしてる子たちも、大人になったらもうちょっとラクだよー!とは言ってあげたい。

    中学生向けの本だけど、それ以上の年齢だっておもしろがれる(身につまされる?)内容。女の世界のめんどくささは、大人になっても続くから、書かれてる処世術は、身につけておいて損はない。幼稚な人たちと積極的に関わり合いになる必要はないけど、無駄に嫌われても何かとやりにくくなるだけだし。ナチュラルに、うまくやってる人って、ただただ感心します。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「大人になったらもうちょっとラクだよー!とは言ってあげたい。」
      お説教する人よりも、見守って応援して呉れる人を欲してるでしょうね。
      まぁ多感...
      「大人になったらもうちょっとラクだよー!とは言ってあげたい。」
      お説教する人よりも、見守って応援して呉れる人を欲してるでしょうね。
      まぁ多感なお年頃だから、大人の言うコト何て聞かないかも知れないけど、、、お節介?し続けるのは必要かも。。。
      読んだコトないのですが、この方のペンネームって、、、泣けてきます。
      2013/08/09
  • またしても気候が重要という結果になりました。高温多湿な情報化社会の日本に生まれた以上、もう、宿命として腹をくくるしかなさそうです。シビアな人間関係の試練を乗り越えて、人の心を敏感に察知する超能力を身に付けた私たちは、むしろ選ばれた民だと・・・。~

    清水ミチコのようなモノマネチャレンジもアリマス。

  • 「ご存じでしょうが、女子は階級社会です。女子は誰もが知っていたけど、恐ろしくて語られなかった真実。この戦場の生き残りかた、教えます。」

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 死ぬほど笑った
    でも確かに私たちは戦争を生き抜いてきた
    その傷はまだ癒えないし、また次の戦争が起こって死ぬかもしれないけど 勲章は確かに増えているはず

  • 女子高あるあるだね。

全85件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

漫画家、イラストレーター、コラムニスト。
1974(昭和49)年東京都生れ、埼玉県育ち。武蔵野美術大学短期大学部デザイン科グラフィックデザイン専攻卒業。興味対象はセレブ、芸能人、精神世界、開運、風変わりなイベントなど。鋭い観察眼と妄想力で女の煩悩を全方位に網羅する画文で人気を博す。著書は『大人のコミュニケーション術』(光文社新書)『おしゃ修行』(双葉社)『魂活道場』(学研)『ヌルラン』(太田出版) 『タピオカミルクティーで死にかけた土曜日の午後』(PHP)、『スピリチュアル系のトリセツ』(平凡社)など多数。

「2022年 『辛酸なめ子、スピ旅に出る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

辛酸なめ子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×