世界史の中のフクシマ---ナガサキから世界へ (河出ブックス)

著者 :
  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309624389

作品紹介・あらすじ

3・11以降の世界にヒロシマ・ナガサキの体験はどう反響させるべきか。フクシマはアラブからロンドン、ニューヨークへと連なる民衆たちのうねりとどう響きあうのか。原爆を「神の摂理」とした永井隆の検証をとおしてナガサキを問いかえし、3・11、そしてフクシマがなぜ世界史的な事件なのか、3・11の断絶のあと、われわれに残された希望とは何か。緊急にして渾身の力編。

感想・レビュー・書評

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  • あとがきより。
    「そして、福島第1原子力発電所の未曾有の事故以後、民意が脱原発へ傾いているにもかかわらず、「再稼働」に踏み切る(しかも同年十二月には定期検査煮入って再び運転を停止する以上、「再稼働」だけが目的であり、既成事実の積み上げが狙い)「1%」の、その狂気はどうやら本物らしい。
    なんとかしなくちゃ。そのために、この本を書いた。」
    ※2011年11月1日再稼働が発表された玄海原発のこと。

    病院帰りに寄った書店で「ナガサキから世界へ」という副題に惹かれて、手に取ってみる。著者:陣野俊史 初めて目にする名前。そして、プロフィールの「長崎生まれ」というところで興味を持ち。
    ぱらぱらと読み、即買い。

    ナガサキの原爆投下という悲劇から始まる。

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著者プロフィール

1961年長崎県長崎市生まれ。文芸批評家、作家、フランス語圏文学研究者。立教大学大学院特任教授。主な著書に『じゃがたら』『渋さ知らズ』『フランス暴動 移民法とラップ・フランセ』『泥海』『ザ・ブルーハーツ ドブネズミの伝説』(いずれも河出書房新社)、『フットボール都市論 スタジアムの文化闘争』(青土社)、『サッカーと人種差別』(文春新書)などがある。

「2022年 『魂の声をあげる 現代史としてのラップ・フランセ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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