女學生手帖: 大正・昭和 乙女らいふ (らんぷの本)

制作 : 弥生美術館  内田 静枝 

• 河出書房新社 (2014年12月19日発売)

感想・レビュー・書評

[minako2009さんの感想 · 2019年11月22日]

大正・昭和の女学生の風俗を知ることができました。
美容や容姿などの悩みは今と変わらないな、と思いました。

制服なんて可愛くて今でも通用しそうな部分も。
髪型も流行りやこだわりがあるんですね。

[ユウロさんの感想 · 2016年8月4日]

大正〜昭和初期の平成の現在とはまったく異なるおっとりと可憐で秘めやかな女学生の世界。中原淳一の描いた夢見る瞳の少女に夢中になり、吉屋信子の「花物語」で描かれた憧れのお姉さまとの恋に我が身を重ねひとすじの涙を流す…。この時代は男女の交際が結婚に直結していただけに、慕わしいお姉さまや学友たちと過ごす時間の貴重さは今の比ではないほどの大切な宝物のようなモラトリアム期間だったのでしょうね。どっぷり大正浪漫乙女ワールドに浸りたい方、秘密の花園を垣間見てみませんこと？嶽本野ばら氏のエッセイも収録。

[河出書房新社さんの感想 · 2014年12月22日]

大正・昭和初期に花開いた、可憐で優美な乙女文化を多角的に紹介。〈エス〉のせつない交流、女学生言葉、セーラー服図鑑……乙女心をくすぐるエッセンス満載の、女学生の世界！　嶽本野ばら氏特別寄稿！