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- Amazon.co.jp ・本 (122ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309762692
感想・レビュー・書評
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所々飛ばし読み。
ルイ14世本人がそうさせたのか、政策を担う周りの人達によるものなのかはわからないけれど、とにかくイメージ戦略が凄い。
ルイ14世をアポロンに見立てたり、詳外国を擬人化したものを踏みつけて自分には「勝利」の印である月桂樹の王冠を与えられている絵や彫刻が多い。
フランスの歴史を(私の場合はざっくりとだが)勉強してみると、オランダはきっとフランスのことを嫌いだろうなぁと思えてくる。
それにしてもルイ14世に関する日本語の書籍の多いこと。
本書の著者や他の研究者達のように、逆に日本の歴史上の人物で、よその国にこんなにも研究者や著作物が多いような人物っているのかな?とふと思った。
後に革命が起こり王政で無くなるということや、ナポレオンという人物が登場してくることを私達は知っているけれども、現在のフランスを形作ったのは間違いなくルイ14世ではなかったかという気がする。 -
ルイ14世太陽王のわかりやすいまとめ。まずはリシュリュー枢機卿が前王の時に土地に帰属した世襲貴族から金持ちの買官貴族の有能な能吏に政治の実権を移してく歪みが生じる。その結果として、若いルイ14世は各地で起こる貴族の乱を宰相マザランの力を借りて制圧し、父とも慕ったマザランなき後に絶対王政への傾倒を強める。軍事的にも各地で虚をついて、勢力を拡張していくが、財政は傾き、各国はフランス包囲網を引き晩年は勢力を失って亡くなる。
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