図説 古代文字入門 (ふくろうの本)

制作 : 大城 道則 
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 84
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309762708

感想・レビュー・書評

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  • 語学が好きなので、文字にも興味があり手に取った。楔形文字、ヒエログリフ、古代ルーン文字、歴史を感じた。日本語も、平仮名、片仮名、漢字と興味深い。くずし字、古文書を読めるようになりたいな。

  • 古代文字ってロマンですよね。必死こいて解読した先人達の偏執狂的情熱、ちょっと引くくらいすごい。

    最終章の”未解読文字の世界”はほんとうに魅力的。キープやロンゴロンゴ、インダス、線文字等には一体何が書いてあるんだろう…。

    ちなみに、自分用にカテゴリ分けするのにどこに分類しようかすごく悩む。実用…でもないし…と思って語学にしておく。

  • ■目次
    はじめに―文字と人間
    ヒエログリフ―古代エジプト
    楔形文字―古代メソポタミア
    アナトリア象形文字―古代トルコ
    線文字B―ミケーネ文明
    フェニキア文字―古代フェニキア
    エトルリア文字―古代イタリア
    メロエ文字―古代スーダン
    古代南アラビア文字―アラビア半島
    ティフィナグ文字―北アフリカ・サハラ
    ルーン文字―北欧・ヴァイキング
    ブラーフミー文字―古代インド
    甲骨文―中国
    マヤ文字―マヤ文明
    未解読文字の世界
    おわりに―文字と記憶
    主要参考文献・図版出典文献
    執筆者略歴

    ■細目次
    https://gyazo.com/b6f3af99b583afbe2903a4f5fad69d66

  • 各古代文字の専門家がそれぞれの章を執筆しているだけあって内容は専門的。図や写真も多く、詳細な解説は読み応えがありました。各文字の解読の経緯や「実際に読んでみよう」のコーナー、文字表が何ページにも渡って掲載されていたりと多方面から楽しめる構成で、何度もじっくりと読み返したくなる類の本。

    古代エジプト文字やルーン文字、楔形文字、マヤ文字など有名どころの他にも、見たことも聞いたこともない文字が多数記載されていて、例えば、今現在ある程度解読されている古代スーダンのメロエ文字やブラーフミー文字、エトルリア文字、未解読のロンゴロンゴ文字や原エラム文字、現代も使われるトゥアレグ族のティファナグ文字など…どの文字も長年使われてきたせいか形として洗練されているし、デザイン的にも魅力的です。

    確か本書出版後なので書かれていませんが、最近古代インカの結び目文字である「キープ」を大学生がExcelで分析して一部を解読したとかで話題になっていました。今は未解読の言語も、ある程度の材料が出揃えば(そもそも出土量が少ないのがネックでしょうか…)アルゴリズム、AIの高精度化でさらに解読・発見されていくのではないでしょうか。

    パスワーキング用に手に取りましたが、これだけの古代文字が収録されているので、しばらくは楽しめそうです。

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