「頭痛くらい」で病院へ行こう

著者 : 水沢アキ 清水俊彦

• 河出書房新社 (2005年6月21日発売)

感想・レビュー・書評

[Ticklerさんの感想 · 2016年8月6日]

今までに内科、脳神経外科、ペインクリニックなどで、何度か頭痛について診てもらってきましたが、自分の頭痛について、この本ほど納得いくように説明をしてくれた医師はいませんでした。

この本を通じて、自分の頭痛は、「偏頭痛」と「緊張型頭痛」が併発した「複合型頭痛」であること。それぞれの頭痛の原因、影響、対策・・・などなど、自分の頭痛について多くの知識を得ることができました。

赤ワイン、チョコレート、チーズを控え、マグネシウムとビタミンB2を多く含む食品を摂るだけでも、「偏頭痛」が大幅に減りました。

この本には、「頭痛持ちの福音書」というサブタイトルが付いています。「長い間、頭痛に悩んできたけど、病院に行ったことがない、または、病院で納得のいく診断をしてもらったことがない」という方にとっては、まさに「頭痛持ちの福音書」と言える良書です。

[halkiさんの感想 · 2011年3月21日]

助けてくれてありがとう。
片頭痛に悩まされていましたが、
この１冊で随分と自分の持病について、多くを学ぶことができました。
頭痛の方の福音書になること、間違いないと思います。

第１部は、偏頭痛に悩む女優の水沢アキさんと
清水俊彦医学博士との対話による解説。
その後、第２部では、詳細な解説と補足事項等。

片頭痛は治ることはないので、
知識が豊富な病院へ通院することや、適切や薬物の投与、
日常生活の中の予防や対策等、大変分かりやすく解説されています。

片頭痛以外の頭痛の解説も相当あり、
その見分け方も含めて記載されていますので、
頭痛に悩む方は、一度、目を通してみてはいかがでしょうか。

第１部 頭痛はここまでよくなる！
第１章 素人療法では頭痛は悪化する
第２章 片頭痛の特効薬が登場した！
第３章 よい医師を選び頭痛を予防しよう

第２部 痛みを改善するための「頭痛の基礎知識」
第１章 命に関わることもある「症候性頭痛」
第２章 「頭痛持ちの頭痛」３タイプ
第３章 慢性頭痛を治す最新治療法
第４章 日常生活でできる頭痛の予防・対処法
第５章 頭痛専門医の選び方と受信

[FATBOYさんの感想 · 2009年1月16日]

頭痛ぐらいで会社を休むことと、病院へ行くことはイコールです。片頭痛歴20数年のワタクシが未だに救われませんが、頭痛持ちの福音書として頭が痛くなると眺める本です。