高橋葉介 怪奇幻想マンガの第一人者 (文藝別冊/KAWADE夢ムック)
- 河出書房新社 (2013年6月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309978024
感想・レビュー・書評
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マンガ少年版「夢幻紳士」を読んで高橋葉介にハマリにハマリまくった。
スプッラッター系の漫画を読むようになったのも「夢幻紳士」がキッカケ。
高橋葉介(作品)は自分のマンガ人生にとって重要な存在の一つといえる。
出る(出た)単行本を買いまくった。
(あっ、サンコミ版の「ライヤー教授の午後」「仮面少年」は買ってなかった…)
周りがジャンプ等の少年漫画を読んでいるのを尻目にひたすら高橋葉介(作品)を追い求めていたのも懐かしい思い出。(他にもいしいひさいち・とりみきなんかも買い漁ってたなあ)
本書はデビュー36周年という微妙に中途半端な年数を記念しての特集本。
単行本リストが載ってないのが残念だけど、インタビュー、諸星大二郎・伊藤潤二との対談、描き下ろしカラーマンガ、単行本未収録マンガ、吾妻ひでお・魔夜峰央・山田章博・藤田和日郎・田島昭宇・平野耕太・諸星大二郎等による特別寄稿、キャラクター事典、作品解説、作品リスト等々まさにファン必読の内容。
特別寄稿の稗田礼二郎、悟空、、栞と紙魚子達(後2人いるんだけど誰かわからない)お馴染み諸星キャラが魔実也、ミルクに扮して魔実也のもとを訪れる諸星大二郎の「夢幻紳士・逢魔篇外伝」と吾妻ひでおの「酔狂紳士」(てっきりミルクを描くかと思ってた)もいいけど、個人的には唯一人クレイジーピエロを描いた山田章博の寄稿が◎。(そう、夢幻紳士も好きだけど高橋葉介作品の中で一番好きなのはクレイジーピエロだったりする。)
出来れば、今のペンタッチで作者自身によるクレイジーピエロも描いて欲しかったなあ…詳細をみるコメント1件をすべて表示-
piyoさん私は「学校怪談」のおちゃらけた感じが好きでした。最近はあまりチャンピオンには描かなくなってしまいましたね私は「学校怪談」のおちゃらけた感じが好きでした。最近はあまりチャンピオンには描かなくなってしまいましたね2013/07/21
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正直言うと怖い話は苦手です。スプラッタなんてもっての他。
漫画はかろうじて読めるけどでも進んで読みたいジャンルじゃない。
そんな私ですが、『夢幻紳士』だけは別で何となく心惹かれてしまう…。
こんな“高橋葉介超初心者”の私が読んでいいのかわかりませんがつい買ってしまったムック本。
インタビュー、対談、寄稿、作品・キャラクター解説等初心者でも充分楽しめる内容でした。
改めて漫画を買って読みたくなる!(怖いけど)
私の大好きな藤田和日郎先生と平野耕太先生の魔実也が見れたのも嬉しい! -
高橋葉介ファンなら買いでしょう。夢幻紳士だけでなく他の作品にも触れてみたいなと思わせる一冊。幻想的でエロティックで退廃的なのに、どこか作者様の優しさみたいなものが感じられる作品群の紹介が特に素敵。
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ただただ素晴らしいの一言です。
しかもゲストは藤田和日郎先生、吾妻ひでお先生、平野耕太先生、山田章博先生など豪華すぎて気絶するレベル。諸星大二郎先生とのジブリ対談は何これって感じでしたが、豪華すぎる二人ww
高橋葉介先生の作品はごく一部しか読んでいませんが、最も敬愛する漫画家の一人。
と言うか、夢幻魔実也は私が最も愛するキャラクターの一人。
今日からまた夢幻紳士を読み返す日々が始まる・・・。 -
2013 8/1読了。同志社大学の生協で購入。
BOOK5でこの特集の存在を知り、通りすがった良心館の書店で見かけたのでさっそく買った本。
1冊まるまる高橋葉介! マンガも数本、対談や寄稿もいっぱい(藤田和日郎や平野耕太の寄稿も!)、評論もあり作品リストもありイラストもありで幸せな気分になれる1冊。
読めばますます高橋葉介作品が読みたくなるムックでよかった。
また未読のものいろいろ買おうかなー。 -
ミステリマガジンの連載を読んで気になっていたので購入。
処分日2014/09/20 -
「Kiss Me」
「フェミニスト」
「粘土の顔」
「煙童女 夢幻紳士 怪奇篇」
「オセロ ~白と黒~」 -
書き下ろしコミックやインタビュー、特別寄稿も充実していて、実に中身の濃い一冊でした。