一番やさしい地方交付税の本 (一番やさしいシリーズ)

著者 : 稲沢克祐

• 学陽書房 (2016年6月17日発売)

感想・レビュー・書評

[yoshio70さんの感想 · 2020年3月3日]

◯地方交付税制度をとにかく分かりやすく解説した本。本当にわかりやすい。しっかり基となる地方財政法も引用され信頼感がある。
◯現行の制度面だけでなく、今までの改正内容も網羅し、さらには歴史的側面や各国比較まで解説している。よく調べられた一冊となっている。
◯コーヒーブレイクと称して合間に入る話題が交付税制度に全く関係がなくて驚いた。ある意味での愛嬌なのだろうか…
◯地方自治体で財政部署に配属された職員は読んだ方がいいなと思いつつ、地方自治を学ぶ政治学科の学生さんにも読みやすいと思われる。看板に偽り無しであった。

著者プロフィール

関西学院大学専門職大学院教授

「2019年 『第３版　行政評価の導入と活用』 で使われていた紹介文から引用しています。」