- Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
- / ISBN・EAN: 9784314002547
感想・レビュー・書評
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古典につきあらゆる業界の人間に必読。特にIT業は。
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システム理論の古典。抽象的。
「n個の要素があったとしたとき、その要素の間のインタラクションが何個あるか。」
n(n-1)/2 ではなく、2^n(2のn乗)。 -
システムの修正にあたって外部変数を変更する場合と内部変数を変更する場合がある。システムを根本から変えるには内部変数を変更する必要がある。
改善→外部変数(入力)の変更
改革→内部変数の変更 -
【要約】
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【ノート】
・amazon関連本、オススメ本で
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善い悪いは目的に照らしてしか判断が出来ないであるとか、相対的に捉える必要があるとか、言われてみれば当たり前のことであるものの、それを明快に論じている。人によっては哲学の本と捉える向きもあるかもしれない。
還元論の批判をしている本を探している内に本書に出会ったので、個人的には、還元論の限界からもう一歩踏み込んで、では(勿論、何らかの目的を設定する必要はあるとしても)どのような考え方で物事を認識・分析していったら善いのかについてまで触れてほしかった。
全体としてはとても面白く、又解き切れなかったが研究課題等も掲示されていた点は尚のこと善いなあと感じた。 -
システム思考の古典。
ワインバーグの他の著作もこの本を読むことでより深く理解できる。 -
正直、読んでもちんぷんかんぷん。
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もう40年前のシステム理論ながら、いまだ抽象化作業に耐える技法を多く含むのはやはりすごいことです。
構成や比喩にクセがあり、加えて翻訳者の言葉選びが大変70年代的で、好みや理解度は読者により極端に分かれると思われ。
ヒットアルバムいくつかチェックしたあとデビューアルバム辿るように、ワインバーグを何冊かクリアしたあと読むほうが楽しいかも。
知たり顔な人文学系評論のひどいアナロジーの氾濫を読むにつけ、40年も昔なこの本の抽象モデリング化技法レベルすら修得しているんだか?と苦笑することしきり。 -
松岡正剛さんの千夜千冊で紹介されていたのに興味を持って読んでみました。想像以上に難しい本でしたが…
私たちが世界を認識するためには、ただ全体を全体として見てもいみがない。一方で要素還元を繰り返して個々の要素を分析しても、それの合計が単純に全体になるわけでもない。そこで自然科学でも人文科学でも対象を各要素が相互に作用し総体として駆動する系=システムとして捉えます。
そのシステムとしてとらえるということは決して絶対的な基準はあるわけじゃなくて、世界をどうみるかという相対的な視点に依存している。つまり、対象をシステムとしてとらえるということは、世界についてある特定のパースペクティブを採用したということにほかならないわけですね。
そのシステムにかかるパースペクティブについて、一般的な原則や法則を提示したのが本書です(いわゆる第一世代のシステム理論がベースのようです)
認識の裏側にあるパースペクティブが明確になることで、思考の一貫性が意識されます。またそのパースペクティブの相対性を意識することで時にはパースペクティブに縛られない思考も可能になるかもしれません。さらに一見関連のない事象がパースペクティブレベルでは繋がり、そこから新たな知見がえられることもあるんじゃないでしょうか。
いわゆる思考術とかロジカルシンキングとかのように今すぐ使えるお手軽ツールではありませんし、きわめて抽象的な内容で読む進むのも一筋縄ではゆきませんが、こうした本質を追求した本というのはさまざまな示唆を与えてくれるものです。 -
1230夜