流線形シンドローム 速度と身体の大衆文化誌

著者 :
  • 紀伊國屋書店
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本棚登録 : 49
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (367ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784314010351

作品紹介・あらすじ

自動車、機関車から、建築、警察、ゴルフクラブ、ミルクボトル、流行歌、デートコース、女性の身体にいたるまで…すべての道は流線形に通ず!?1930年代、アメリカ・日本・ナチスドイツ-かっこよくも危ういイメージの系譜をたどる。

感想・レビュー・書評

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  • 2009/大学図書館で借りる
    2009/返却

    この本はとてもユニークだ。流線形に焦点を合てている。政治、自動車、政治etc...さまざまな視点から考察している。

  • 昨日、彼女にバイクに乗る時の服装について聞かれ、普段着と皮ツナギで乗るのでどちらが空気抵抗が少ないかの話になり、それが体力消耗度の違いになり今日図書館の新刊コーナーで見て、コレだ!と借り出してきた。表紙は一寸古めの下着の女性とセクチーだが、これも生身と下着を着けた場合の流線形の差を表している。チラ見でパラパラ見ただけだが、機関車から自動車、鳥、魚、更に人間に至るまであらゆるモノのスタイルに関して、表現している。で、感想。流線形についての米、独、日を主に戦前、戦中に架けてのスタイルモードの歴史書だった。自動車、機関車、自転車は当たり前の如く、ファッション、工場の作業台、キッチン回り、電話機、住宅建物に至るまで、あらゆる物に流線形スタイルを求め、国の制度にまで、ファシズムが蔓延ると政治にまで、それを強要する。何だかなぁ。

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著者プロフィール

1954年生まれ。早稲田大学教育学部教授。専門は表象文化論、ドイツ文化論。著書に『暮らしのテクノロジー』『ポピュラーサイエンスの時代』『サラリーマン誕生物語』『OL誕生物語』など、訳書に『DJカルチャー』(ポーシャルト)などがある。

「2017年 『流線形の考古学 速度・身体・会社・国家』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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