台湾少女、洋裁に出会う――母とミシンの60年

  • 紀伊國屋書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784314011433

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  • 洋裁を通じて、ひとりの女性の一生と、台湾の歴史が丁寧に綴られている。
    同じ時代を私の祖父は生きた。戦後は台湾バナナの貿易会社に勤めたが、どんな風だったのかと思いをはせる。

  • 端正で好感が持てる個人史。

  • 洋裁に出会い、洋裁と生きた台湾女性の一代記を息子目線で語っている。あの時代、政治歴史ばかりが語られるように感じるが、こんなふうに生きた女性がいたとは当たり前のようで知らなかったこと。洋服に憧れ目をキラキラさせていただろう少女時代から全編興味深く読んだ。90歳すぎておめかししているお写真がとてもステキ!背筋がのびました!私もこの方のように生きたい!

    男性著者、男性翻訳者のためなのか淡々とした語り口で好感がもてた。

著者プロフィール

【著者】鄭鴻生(Zheng Hong-sheng)
1951年、台湾・台南市生まれ。
国立台湾大学哲学部卒業。在学中に「保釣運動」や大学民主化運動に参加。
緑島での兵役ののち、アメリカでコンピュータ工学を学び、修士号を取得。
現在作家兼主夫。
邦訳された著書に、『台湾68年世代、戒厳令下の青春――釣魚台運動から学園闘争、台湾民主化の原点へ』がある。

「2016年 『台湾少女、洋裁に出会う--母とミシンの60年』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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