- Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
- / ISBN・EAN: 9784320015951
作品紹介・あらすじ
理工系基礎課程の学生を対象として,数学のどの分野にも必要な基礎知識である群,環,体を中心とした代数系の基本的な考え方を,できるだけ平易に解説した。
感想・レビュー・書評
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<シラバス掲載参考図書一覧は、図書館HPから確認できます>
https://libipu.iwate-pu.ac.jp/drupal/ja/node/190詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
代数学の最低限必要な事項について1冊にまとめられている。同著者による演習書と併用するのが良さそう。
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九州産業大学図書館 蔵書検索(OPAC)へ↓
https://leaf.kyusan-u.ac.jp/opac/volume/1376065 -
手堅い教科書。少しだけど整数論から入っているのがいい。
中高の先生でもこういうのをしっかり勉強した先生を期待。
理科大の時は、教職教科の科目だった気がする。新妻先生も定年退職されたと思うので、今でもテキストで使われているのかはわからない。
独学でもいいけれど、やはり講義で先生と黒板に書いてあれこれやっていくのがよい入門だと思う。その点、何刷もされているので、誤植は減っていると思う。
教科書は意外に誤植が多く、あれおかしいなと思ってあれこれ長時間悩んだ末に、単なる誤植かよ~となるとがっくりくる。この本はそれが少ない。
「記号」の書き順や読み方も、独学のつまずきになりやすい。
講義で使っていれば、先生に確認できるし、「まちがえやすさ」の学問的背景も説明してくれる。このちょっとした「雑談」がものすごく大事で、動画にはしにくいところですね。「雑談」をスタディサプリの形で動画にしても、体系の中で摂取していかないと効果があがらない。
教員から見ると、学生がどう「まちがう」か、わかりにくいか、にとても学んでいる。
大学教員が、研究と教育をセットでやっているのも、Learning by teaching そのものなのだ。
何をテキストにするか、「試行錯誤」するのも実は力がつく。「いいテキスト」を紹介される立場から抜け出てほしいです。
その点、「足りないところ」が次の探究として残してあるのもいいですね。これだとガロア理論。ただし、群論は、すぐガロア理論に行くより、環論へ行ってみる方が、将来より遠くまで行けるだろう、というのがこの教科書のメッセージだと思う。
よびのりのたくみさんがこの本を推薦していたので、たくみさんの動画への信頼感が増しました。
今だと学生さん、どんなテキストを使っているのでしょう。中高の先生は、もっと数学をやりたいという生徒さんにどんな本を紹介しているのでしょうかね。
ああ、この動画のつながりでこれ書いています。
【世界や人間を操作と対称性の目で見る(群論)80分 】からの発達研究&数学教育
「可逆操作の高次化における階層-段階理論」(田中昌人提唱)入門シリーズ⓪ 「人気の数学」シリーズ⓪
https://youtu.be/YFtodg-eJn8
(このテキストを使った授業に2回ほど出席させていただいて、テストも受けてみました(^^)/ 東京理科大は、「次世代への理学の普及」にも、専門の先生が情熱をもっておられました。「教職概論」を受けた学生さんで教員になっている人はもはや中堅で日本の数学教育を牽引している世代か~~) -
王道をいく構成と内容。入門の名にふさわしい丁寧な論述。
第1章 整数、第2章 群は、ほぼ既習の内容だったが、第3章 環と体は、初めての内容もあり、ガロア理論への接続もスムーズにいきそうで、学んでいて楽しかった。 -
わかりやすいが、試験はめっちゃムズかった
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とても分かりやすい。
自習用になら文句無し。
演習問題の答えも、別冊で売ってます。 -
書いてあることは丁寧に解説してあり,とてもよい本だけど,ガロア理論がカバーされてないので,結局他の本を読まなければならなくなる。
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教育的配慮が感じられる本です。
代数はチョー苦手でしたが、演習群・環・体入門と合わせれば、自習書としては現在最強です。
私は雪江先生の本はちょっと苦手です。
新妻先生の本は親切でなおかつ簡潔です。アマゾンのレヴューでは翻訳の訳文に関する批評もない。
斎藤先生や藤田先生より、手を抜かない姿勢が見て取れます。