スマリヤン先生のブール代数入門 -嘘つきパズル・パラドックス・論理の花咲く庭園-
- 共立出版 (2008年8月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784320018693
作品紹介・あらすじ
本書は、論理パズル集とブール代数入門の2部構成になっている。
前半は、これまでのスマリヤンの本で発表された創作パズルの中の主要なものや、いわゆる「ひっかけ」問題なども含んだ論理パズルのコレクションで、スマリヤンの真骨頂というべきパズルが満載されている。
後半は、これまでの数理論理学を題材にしたパズル中心の著作とは多少趣を異にして、ジョージ少年の不思議な花が咲く庭園という具体的な題材を用いて、ブール代数の命題とその証明を提示するというスタイルになっている。読者は、パズルを解いていく感覚で本書を読み進めることで、ブール代数の基本的な定理を理解することができる。
感想・レビュー・書評
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筆記用具と方眼紙を用意します。
表を書いて、こちゃこちゃ整理して、あーでもない、こうでもない、とぐるぐるします。
降参した場合はスマートな答えを見て、「あああああ!(なんだよ!そーいうことか!)」と反応するもよし、「なんで?」(解説がシンプル・イナフな感じなので、納得をつかみたい場合は自分でまたひねくりまわさなくてはいけない。丁寧でない方の参考書に似ているの)と思うもよし。論理サバイバル系の本よりは若干厳しい方かと存じます、が、記号的に解こうと思えば難易度はまた易化するものなのかしら。
もしもこの本を一冊目にしようと思ったら、場合分けをして、解説がどの点に言及しているのかまでを確かめる必要があり、全く歯が立たないなと思って解説を見るスタイルはやや厳しい人もいるかも?
数学的なにおいのする論理パズルなので、もっとニコリさんとかそういう解き心地をお求めの方は小野田博一さんとか、ブルーバックス系のパズル、またはパズル棚で論理パズル系の本を探すか、それとも全く別のがよければ多湖さんとか、別の界隈をお探しになるも吉。
同じ人が出しているパズル本はまだありますので、もの足りなければ別の本へGO.詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
未読です