構造化インタフェースの設計と評価: わかりやすい操作画面をつくるための32項目

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  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784320029965

作品紹介・あらすじ

通産省の外郭団体である(社)人間生活工学研究センター(略してHQL) のユーザインタフェース設計委員会で、ISO13407 が制定されたことをにらみ、だれでも使えるユーザインタフェースの設計・評価方法を研究。その成果が本書である。
 随所に出てくるSIDEとは構造化ユーザインタフェース設計・評価方法(Structured User Interface Design & Evaluation Method)の英語の略であり、この業界では大権威であるドナルド・ノーマン博士の命名である。また、同じく大権威のシュナイダーマン博士のおすみつきをもらっている手法である。
SIDEの特徴として、UIを構築するうえで重要な設計項目とその項目に関する活用事例をまとめた。これらのデータベースとユーザの情報処理プロセスに沿ってUIの設計と評価ができる。
UIデザインプロセスの各ステップで必要となる作業(情報の把握、構造化、デザインおよび評価)をフォーマットや所定の方法によって行うことができる。
設計者のスキルのレベルに対応するなど、いろいろな使い方が可能である。この分析的な方法により、未経験者でもUI構築が可能となり、経験者も事例などにより発想の幅が広がり、精緻で検討もれのないUIを構築できるのである。
ISO13407が整備されるにつれ、それにのっとった手法の確立がのぞまれるが、それを目指した書。

感想・レビュー・書評

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  • 理論的にUIを評価する仕組みSIDE
    もう少しじっくり読みたかったけど、タイムアップ。

    インタラクティブなデザインや工業デザインで悩んだら、ヒントがたくさん書いてあります。

    アフォーダンスやメタファの言葉以外にも、営業先でも使いやすい丁寧な言葉で書かれています。


    大垣さんからレンタル

  • GUIなどユーザインタフェースを構造的に設計するというのはわりと理にかなったやり方だと思います。
    ただしこの本で提唱されているSIDEを実践できるかというと案件によりけりだと思います。これはこれとして参考として、個別案件に対して応用するという発想が必要でしょう。
    また、わかりやすい操作画面のルールを知るという点でも個別に説明されていてわかりやすい内容です。

  • この本で説明されている「SIDE」という手法の観点が参考になった。

  • UIの評価手法の1つを知るのにはちょうどいい内容。
    適用事例が内容の半分を占め、残りの半分は評価手法テンプレートの説明。
    少し古めの本であり、AppleをはじめてとしてUIの価値観が変わってきている昨今にも適用可能か否かを不安に感じることもあるが、有名な方の著書であり、UI関連の方が一読はしておいても損はないと思う。

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著者プロフィール

1971年千葉大学工学部工業意匠学科卒業。1991年千葉大学自然科学研究科博士課程修了。
1971年東京芝浦電気(株)入社。1995年株式会社東芝デザインセンター担当部長(兼)情報・通信システム研究所ヒューマンインタフェース技術研究センター研究主幹。
1998年和歌山大学システム工学部デザイン情報学科教授(学術博士)。
2014年京都女子大学家政学部生活造形学科教授(学術博士)、和歌山大学名誉教授。

「2015年 『デザイン人間工学の基本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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