仕組みはわかっていたつもりながら、実務上の知識が欲しくて本屋で購入。著者の藤原氏は森浜田の弁護士。
感想。わかりやすい。若干話が遠回り。このテーマで本を一冊ってことになるとこうなるんだろうな。
備忘録。
・DESのメリット:債務者の監督が効くかも。
・DESのデメリット:債務免除益の発生、資本金増加による中小企業向けの特例適用外の可能性、非上場の場合は処分困難
・DESの現物出資or疑似DES:貸付金(債務者にとっての借入金)をそのまま資本化or一旦資本金を払い込んでその資金で借入を返済。
・現物出資時の評価額説と券面額説:券面額説で定着。
・DES時には種類株を駆使することで債権者、債務者間の課題を調整を行うこともできる。あと償還条件付きとか。
・資本的劣後ローンの条件:いくつかあるが、完全劣後とざっくり押さえておこう。法的手続きでも当然劣後。失期も劣後。
んー、非上場企業だからDDSにして、ってわけには中々いかんのでは。CFが回って、長期期間の与信が取れて、かつ返済とか色々劣後。ハードな判断では。