京都企業が世界を変える―企業価値創造と株式投資

  • きんざい
3.25
  • (0)
  • (2)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 23
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784322126730

作品紹介・あらすじ

エクセレントカンパニートップが語る魅力的な企業の本質と証券市場分析が明らかにする京都企業独自の価値。京都大学経済学部で大好評の講義が待望の書籍化。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2021年56冊目。満足度★★★★☆京都大学の経営学講義に招かれた企業経営者の講演を書籍化したシリーズの一番最初のもの。この内容は学生よりもビジネスマンにとって、むしろ有益であろう。シリーズ全て読むに値

  • 日本電産 永守さん
    モーターで世界一にという強い気概のもと、M&Aを通じて圧倒的なシェアを築き上げている。絶対にできないことはないという力強い思いのもと、挑戦を続ける姿はかっこいい(働きたいかは別として)。そして最後の奥野さんの話の中にもあるようにシェアNo. 1ゆえに周りを圧倒して、競争優位性を築いた。

    ワコール 塚本さん
    圧倒的に広めていくのではなく、現地の人に合った形を作っていくことでロイヤリティを高めていく。また再購入率が非常に高いのは、そのようなロイヤリティの高さを示している。

    全員に共通して日本だけでなく世界に向けてシェアを取っているということである。そしてそのためには英語が必要であり、向こうの文化を理解することが必要である。ビジネスといっても人付き合いであるため、友達になれないような人とは付き合えない。まだまだ勉強が必要であると感じた。

    またそれぞれの企業は独自の強み(製品)を持っていてそれに集中することで勝ちを収めている。
    しかし、奥野さんの話にも合ったように勝てない時にはアメーバのように変化していくことで生き残っていく術もある=キャピタルアロケーション(1.産業構造=付加価値をつけれているか+2.競争環境=ブルーオーシャンor圧倒的優位性+3.潮流)
    そしてビジネスマネジメントとこの二つが経営者として大切である。

    ウォーレンバフェットはこのキャピタルアロケーションに優れている。

  • 京都企業にフォーカスを当てながら、投資家目線と経営者目線で企業価値を追った一冊。経営者、投資家が学生相手に講義をした内容を実況中継しており、さながら白熱教室のよう。
    たまたま本屋にあったのを通読。知識面での発見こそ少なかったものの、京都という地域が育んだ企業についての考察、各経営者の思想は刺激になる内容。特にこれから働く会社を選ぶ大学生にはおすすめしたい。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

京都大学名誉教授・同大学院経営管理研究部特任教授
京都大学経済学部卒業、博士(経済学)。日本生命保険相互会社(資金証券部長、取締役財務企画部長等)、中央大学国際会計研究科特任教授、同志社大学政策学部教授、京都大学大学院経営管理研究部教授を経て、現在に至る。著書として、『株式・債券市場の実証的分析』(中央経済社、2008)、『証券化―新たな使命とリスクの検証』(金融財政事情研究会、2012)ほか。

「2021年 『「市場」ではなく「企業」を買う株式投資【増補版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

川北英隆の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×