赤毛のアンの宝石箱

  • 金の星社
3.89
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本棚登録 : 21
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784323018461

作品紹介・あらすじ

本書は、アンの世界を再現し、アンを心から愛する人々を、憧れの時と場所にいざなう1冊です。アンのお茶会を開いたり、お茶に出すお菓子の作り方が、わかりやすく紹介されています。アンの物語に出てくる手作りの品々-香り袋、押し花、ボタンのネックレス、エプロン、それから、あの有名な花飾りの帽子-も自分の手で作ることがでぎます。また、アンの生みの親、ルーシー・モード・モンゴメリの簡単な伝記や、アン・シリーズのあらすじも載っています。文中には、アンの物語からの引用文が豊富にちりばめられ、さらに、徹底的に調べられ、検証されたうえで描かれた、本書のためのオリジナルの絵やスケッチが、オールカラーで150点以上掲載されています。

感想・レビュー・書評

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  • アンの本読むと気持ちが落ち着くわ❣️

  • 子ども向けに書かれた本ですが、アンを取り巻いていた環境についてよく調べて書いてあります。

    お茶会の開き方や庭の作り方、手芸品の紹介など、『赤毛のアンの手作り絵本』シリーズが好きな方にはおすすめです。
    その代わりモンゴメリに関する伝記的記述には数ページしか割かれていません。

    驚いたのは原著の刊行順で、赤毛のアン(1908)、アンの青春(1909)、アンの愛情(1915)、虹の谷のアン(1919)、アンの娘リラ(1921)、アンの夢の家(1922)、アンの幸福(1936)、炉辺荘のアン(1939)
    の順番で執筆されたということです。

    そうするとアンの大学時代の話を読む前に、息子の戦死を知るわけですよね……当時の読者はそれで良かったんでしょうか……。

    何より第1作から一応の完結まで30年も待たねばならなかったのですから、昔のファンは大変ですね。
    『アンの思い出の日々』ふくめ、文庫でまとまった形で読める現代日本の読者は幸せです。


    ひとつふしぎに思ったのは、1908年刊行の『赤毛のアン』の舞台が1877年ということ。
    30年前です。

    モンゴメリが1874年生まれですから、その時代に郷愁を抱いて選んだとも考えにくいと思うのですが(ちなみにアンは1866年生まれという設定)。

    1908年といえば飛行機もあり、車も走っています。しかしアンの物語の最初ははマシュウがのんびりと馬車を走らせる有名なシーン。

    プリンスエドワードがかなりの田舎であることも含め、当時の読者はアンの物語から相当ノスタルジックな印象を受けたのではないでしょうか?
    モンゴメリはそのことに自覚的だったのか……?

    これから伝記や評伝を色々と読んで謎を解いていこうと思います。

  • アンの時代の生活がつぶさに分かって面白かった。

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