- Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
- / ISBN・EAN: 9784323035727
感想・レビュー・書評
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やさしくわかるびょうきの絵本シリーズ2作目!
夏だけでなく初春から知っときたい知識が、親子でまるっと読めちゃいます!
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小2の娘もお気に入り、やさしくわかるびょうきのえほんシリーズでございます。
「熱中症なんて、子どもは知らなくてもオトナが気をつけてればいいじゃん?」
なんて思われるかもしれませんが、子どもを見くびっちゃいけません…!
気持ち悪い、頭が痛い、くらくらするなどの症状って実は「具合が悪い」んだ!ということを子ども本人が知っているって、実はすごく大事なことなのです。
なぜなら、それらの症状が自分の身体に起こったときに、自分の言葉でどんな風に具合が悪いのかを説明できる素地になるし、もしそういう症状があるお友だち等を見つけたら、オトナに教えてくれることにもつながるからです。
この本では
・熱中症が起こりやすい状況
・熱中症の症状
・熱中症が起こったときの対応
・予防方法
などについて、わかりやすく説明がされています。
巻末にはオトナ向けの読みやすい解説4ページもついていて、とってもお得な1冊です。
ただ、欲を言えば「しつど」の意味を本の説明が本文中に欲しかったです。
しつどが高いと熱中症になりやすい、とは書かれているのですが、湿度と言われてもなかなかピンときませんよね。
また、熱中症は夏だけではなく、実は気温の上下差がはげしい春にも起こりやすいのですが、そのことはオトナ向けページには書かれていましたが、本文中には見あたりませんでした。
春も熱中症に注意、なんてことは子どもどころかオトナでもなかなか気にとめる方は少ないと思うので、もっと本文中からそのことを打ち出してもよかったかなと思います。
しかし、そうは言ってもこのシリーズは、わかりやすさはピカイチです。
それに、正しいびょうきの知識を小さいうちから知っておくことは、間違った知識に騙されない(疑う)ための素地にもなってくれます。
最近では同シリーズでコロナウイルスについての新刊も出ましたので、そちらも合わせてぜひ親子で読んでみてくださいね。詳細をみるコメント0件をすべて表示