てんこうせいは おはなしやさん

著者 :
  • 金の星社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (95ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784323074788

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  • 話すのがちょっと苦手なみおのクラスにゆうやくんが転校してきた。ゆうやくんはおはなしやさんを始めるらしい。来てねって言われたから行かなきゃなぁ。でも知らない子が沢山いる場所には行きたくないし…。あ、でもゆうやくんのおはなしやさん、皆に飽きた、しつこいって言われてる。どうしよう?行くべき?
    ゆうやくんがおはなしやさんを開いた理由や、みおが恥ずかしいけど一歩踏み出す様子が武田美穂さんの挿絵に誘われてページとともに進んで、心にしみて行きます。予想外の展開ではないけど、低学年で少し長い話に移行するとき、心を寄り添わせながら読む本(すみれちゃん単元)として優良。

  • ゆうやくんが心強くて、お話がでたらめでもみんなが喜んでくれるお話し。お母さんがぼくを見て笑ってくれるように、もっと上手に楽しいおはなしができるようになりたいな!ていってるところがすごいなあとおもいました。

  • 「かわら公園の夕やけ広場でおはなしやさんをはじめるよ。みんな来てね!」ってみんなを誘う、転校生ゆうやくん。みんなはじめはおもしろがって広場に行っていたけれど、そのうち「もうあきたよ、へんてこなおみせごっこ」「あいつの話、でたらめだし」とまわりは言い出した。みおは気になりつつ一度もおはなしやに行ったことはなかったが、勇気を出していってみた。するとゆうやくんが、お客さんはいなくても、今日もはりきっておはなしやさんを開いている。

    内気なみおと、おしゃべりが上手なゆうやくん。
    ふたりのやりとりが良い。
    とくに事件や出来事があるわけではないけれど、
    みおはゆうやくんと出会って、ゆうやくんはみおに出会ってよかったなぁと思った。優しい話。

    本よりメモ:
    「ゆうやくんのいったこと、びっくりだ。おかあさんのこと。それから、「もっとじょうずに楽しいおはなしができるようになりたいなぁ」って言ったこと。
    あんなにおしゃべり上手なのに、みおと同じこと思っていたなんて・・。」
    「ゆうやくん。ゆうやくん、あのね。はなしたいこと、いっぱい あるよ。」

  • おはなしやさんがこの街にあったら、どんな話か気になるので行ってみたい。

  • 来てくださいってしつこいと来てくれないと思う。

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著者プロフィール

愛知県生まれ。保育士を経て絵本と童話の世界へ。おはなしライブや親子の絵本タイムを応援する活動にも取り組んでいる。『チコのまあにいちゃん』(岩崎書店)で児童文芸新人賞、『ふでばこから空』でひろすけ童話賞、児童ペン賞童話賞を受賞。作品に「おかしっこ学校はじめ組」シリーズ(東洋館出版社)、『だれもしらない図書館のひみつ』(汐文社)、『ニャンパーのキャンプだよ!』(岩崎書店)、『しんぱいせんせい』(佼成出版社)など多数。

「2023年 『おかえり、フク』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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