ハッピ-バ-スデ-: 命かがやく瞬間 (フォア文庫 C 163)

著者 :
  • 金の星社
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784323090290

作品紹介・あらすじ

母親の精神的虐待から、声をなくしてしまった少女・あすか。しかし祖父母の愛と自然の力で回復し、あすかは強く変わっていく。そんなあすかの姿を見て、兄・直人は親の期待通りに生きてきた自分の人生に疑問を持ちはじめる。そして、娘を愛することのできない母親は、初めて自分の心の問題にむきあおうとするのだった。それぞれの生き方が共感をよび、社会的ブームにまでなった感動のベストセラー。小学校高学年・中学生向き。

感想・レビュー・書評

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  • 感動。主人公のあすかが少しずつ強くなっていくのに勇気をもらいました。

  • すごく心がきゅーとなる。本では泣かない私が初めて泣きました。私は家族に恵まれてると再確認出来ました。

  • 自分に目を向けてくれるって嬉しいことだと改めて思った。関心を寄せ続けれる人でいたい。

  • 母となって改めて読んで感動した。

  • 小学5年生のあすかが、母親から精神的に虐待を受けながらも、田舎で祖父・祖母と暮らすうちに自分の心を取り戻していく。
    後半は母親の悲しい過去やあすかの成長が書かれており、涙なしでは読み終わることができなかった。

  • 小学生の頃読んだ
    初めて泣いた本でずーっと記憶に残ってるけどどんな話か忘れたからもう一回読みたい

  • とんでもなく泣ける。
    終始泣けるけど、本当に色々な種類の
    感情の涙が出てくる。
    大人よりも、よっぽど子どもの方が心が綺麗だと思う。
    生徒のために頑張ろうと思える。


  • 冒頭の主人公の誕生日、親と兄から酷い扱いを受けて声が出なくなる主人公。母親の静代は人間性を疑うくらい散々で正直読むのも辛かった。過酷な家庭や周りの状況だったけど担任の先生から始まり、どんどん周りに味方が増えていき、主人公が成長していく1年間の物語。懸命に頑張る主人公の姿、真っ直ぐに成長していく子供達の姿に気持ち良さを感じた。最後、生まれてきてくれて有難うって言って貰えてハッピーエンドだったのでホッとした笑 途中、あまりに散々な状況過ぎて心苦しかったけど読み切れてよかった。

    人は変われる、その為に学ぶ。

    家族だけじゃなく、周りの人達と関わる事で人間は成長できる。

    大人だから全て正しいって事は無くて未熟な部分もあるんだと実感した。時には子供の方が正しい選択できる時もあって歳を取っても変なプライド持たず、柔軟に生きたいと思った。

  • 小学校の時からなぜかずっと好きだった1冊。本当に久しぶりに再読。主人公を支えた祖父母の温かさに、涙><
    主人公が自分の殻にこもってしまうところから、友達の支えとなり、自分に振りかかった大きな悲しみさえ乗り越えられるようになるまでの成長が短い中に詰まっている。
    ありのままの自分で生きることを教えようとするおじいちゃんの言葉がすごく胸に響くと思う。

  • 個人的に、西の魔女が死んだに似ている気がします。
    主人公(あすか)は少しずつ積み重なりやがて心に大きな傷を負い、
    それを祖父や祖母と一緒に自然と触れながら癒していくところが。

    あすかが喋れるようになることを、
    期待するでもなく、期待しないでもない、
    おじいちゃんの姿勢がとても好きです。
    何も焦ることはない。ゆっくりでいいんだよって。
    これは、私の中に、とても、響きました。

    誰もが間違いを犯している。
    それさえも認めて、包み込むような、温かい作品でした。

    いつか、「生まれてきてよかった」って、
    心の底から、呟くように言えたら、
    幸せな人生だと言えるのでしょうね。

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