知識の経営と図書館 (図書館の現場8) (図書館の現場 8)

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  • 勁草書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784326098347

作品紹介・あらすじ

従来の図書館経営論の枠組みを再構築。「文化・知的情報資源の経営」への道筋を示しながら、新たな公共図書館像を探る。

感想・レビュー・書評

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  • 内容紹介
    《図書館をめぐる状況が大きく変化する中で、これからの公共図書館が果たしうる新たな役割とは何か。前・千代田図書館長による、知識の運用・管理のための経営論。》

    《情報資源の電子化の進展や、通信ネットワークの発達という情報環境の変化により、図書館は資料だけでなく、情報や知識そのものを扱う必要が出てくるなど、その役割と機能は根本的に見直しを迫られている。本書は、近年の図書館経営をめぐる理論と実践の到達点とその限界を論じ、これからの図書館経営の可能性と新しい方向性を示す。》

    [関連書] 田村俊作・小川俊彦編 『公共図書館の論点整理』 (勁草書房刊)

    p.1 【図書館本来の目的とは何か。対象を公共図書館に絞ると、それは、図書館が集め、組織化し、保存してきた社会的な「知」を最大限利用可能にし、かつそれを最小限のコストですべての人に提供出来る仕組を保証する事、さらに、それが一時的利用にとどまらず、長期的利用を公共的に保証する事にある。ここで重要なことは、それが個人や集団の善意や熱意によるのではなく、図書館という社会的制度を通じて保証していく事にある。】

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著者プロフィール

1954年、大阪府生まれ。国立国会図書館資料提供部電子資料課長。慶応義塾大学卒業。
79年、国立国会図書館入館。04年9月から07年3月まで千代田区教育委員会事務局図書文化財課長兼千代田図書館長。07年4月から千代田区立図書館への指定管理者制度導入に伴い、区民生活部副参事(特命担当)兼教育委員会事務局副参事(文化財担当)。08年4月より現職。著書に『知識の経営と図書館』(勁草書房、2009年)、『図書館経営論』(学文社、2007年)。共著に『デジタルコンテンツをめぐる現状報告』(出版コンテンツ研究会、岩本敏、小林弘人、佐々木隆一、加茂竜一、境真良との共著、ポット出版、2009年)など。

「2010年 『【電子書籍版】千代田図書館とは何か』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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