行為と出来事の存在論: デイヴィドソン的視点から

著者 :
  • 勁草書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784326101177

作品紹介・あらすじ

難解といわれるデイヴィドソン哲学を再構築。議論を精緻にして新しい領域への適用を試みる。

感想・レビュー・書評

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  • 「~によって」関係について、じっくり考えている。素晴らしいのは具体例の出し方だ。

    行為は出来事の一部であるということ、出来事は一階述語論理で書けるというデイヴィッドソンの主張から日常言語を論理語に変換し、「~によって」関係が色々な種類あることを突き詰めていく。哲学の本だなと思った。

    敷居が高いのも否めないが、じっくり考えることが好きな人にはたまらない本だと思う。

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著者プロフィール

1965年生まれ。慶應義塾大学文学部教授。専門は、行為論、現代形而上学。博士(人間科学)。
著書に『自己欺瞞と自己犠牲』(勁草書房、2007)、『行為と出来事の存在論』(勁草書房、1997)など。

「2016年 『コミュニケーションの哲学入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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