- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784326154302
作品紹介・あらすじ
「現代で最も影響力のある哲学者」とされる著者シンガーが、極度の貧困から抜け出せない人々に対する私たちの責務をわかりやすく論じ、国際的に反響を呼んだ名著の待望の邦訳。極度の貧困を減らすために自分に何ができるのか、読者が自ら考えて行動を起こし、寄付などを通じて有効な貢献をなすための具体的な方法を提案する。
感想・レビュー・書評
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開発目標1:貧困をなくそう
摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99714387詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
絶対的貧困に喘ぐ人々のためにもっと積極的に寄付をしましょうという本。たしかに私は豊かな国で多分平均的生活をしているから、寄付すべきと思う…が、これから多分子育てなどお金のかかるライフイベントが待ち構えている中で、10%はおろか、5%だって厳しいと思ってしまう…でも1%なら?0.3%なら?「いやもっと意識高くいこうよ」と言われるところかもしれないけど、ここにあったような子供たちのため、あるいは環境問題とか、何か起こる前に資金を投じておくことは、未来の地球/人類を救う投資なのだと考えさせられた
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殊勝な某非常勤先の研究費で買ってもらったもの。宗教的な理由などからアメリカ人一般と比べてチャリティーの精神を育む環境が乏しいように思われる日本の読者は、この本を読むことでどれぐらい世界の貧困に取り組むために寄付などの行動を起こすべく動機づけられるのか、非常に気になるところ。
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寄附について分析して事例も明らかにした本である。10万ドル以上の収入がある人は10%を支払うとしている。日本で収入が1200万以上ある人は果してどれくらいいるのか?1%どころか0.1%かも知れない。
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功利主義の哲学者のピーター・シンガーが世界の貧困をなくす為の寄付を呼びかける。
なぜそうすべきなのか、なぜ私達はそれをためらうのかを哲学的に考察するだけでなく、現実に行われている多くの試みも書かれていて、ただ単に哲学的な思考の本ではなく、行動の本であることが伝わってくる。
最後まで読んで確かに私も寄付をしていきたいと強く思った。面白いからではなく、実践の為に全ての日本人に勧めたい一冊。 -
新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、3階開架 請求記号:369.14//Si8