自己欺瞞と自己犠牲 (双書エニグマ)

著者 :
  • 勁草書房
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784326199167

作品紹介・あらすじ

非合理性が日常にもたらすつまずきやほころびを丹念に解きほぐし、行為を新しい観点から捉える一風変わった哲学入門。

感想・レビュー・書評

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  • 内容の大半は自己犠牲という心理についての考察にあたり、自己欺瞞については、自己犠牲に至る心理の導入部に近い。
    著者の文章には、まえがきやあとがきを読むだけでも良く分かるが、筆が軽く滑りやすい、若々しい印象を受け、全般的に軽妙で面白い。
    内容そのものは論文的で、理論的な前後や留保も多く分かりにくい面はあるが、筆の練り方次第では、むしろエッセイストとして名文家になるような人なのかな、と思えた。

  • 本論から話が離れていくところが魅力的である。
    逆に言えば、本論は大して面白くない。

    柏端氏はデイヴィドソンのことが好きらしい。

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著者プロフィール

1965年生まれ。慶應義塾大学文学部教授。専門は、行為論、現代形而上学。博士(人間科学)。
著書に『自己欺瞞と自己犠牲』(勁草書房、2007)、『行為と出来事の存在論』(勁草書房、1997)など。

「2016年 『コミュニケーションの哲学入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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