[笑うケースメソッド]現代日本民法の基礎を問う

著者 :
  • 勁草書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784326402977

作品紹介・あらすじ

占有、譲渡担保、時効、表見代理、所有権、契約……。基本書を開けばどれも当たり前に出てくる民法の用語たち。だが現代日本の民事事件とがっぷり四つに組んだ本書を読んだら最後、そこにはこれまでとは違った世界が広がり、根本的な問題が浮かび上がっているはずだ。有名判例を一つ一つ、事案の細部にわたって笑いとともに解きほぐす!

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  • 【書誌情報】
    著者:木庭 顕
    価格:3,000円+税
    出版年月日:2015/01/06
    ISBN:9784326402977
    版型:A5 280ページ
    http://www.keisoshobo.co.jp/smp/book/b186352.html

    【主要目次】
    はしがき
     1 占有――意外な出発点
     2 時効制度は自由の砦
     3 金銭債権の恐怖――法の母
     4 相続財産の占有――飛ぶならここから
     5 契約は天上階で
     6 委任・組合は天上創出のマジック
     7 所有権――ご注意ください、ここで曲がりまーす
     8 請負――ご当地名物、丼勘定はこちら
     9 賃貸借は怪人二面相
     10 契約責任――淡きこと水の如し、とはいえ
     11 不法行為――空があんなに青いのも、電信柱が高いのも、郵便ポストが赤いのも、みんなあたしが悪いのよ
     12 転用物訴権――中途半端もきわめれば
     13 担保権者の占有――自業自得とはこのことさ
     14 金銭債務の整理――不信と信用収縮の底なし沼

    索引

  • 参考に読んだ本『争点整理を中心とする書記官事務の研究』

  • 4〜5

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著者プロフィール

1951年、東京に生まれる。著書に、三部作『政治の成立』(1997)『デモクラシーの古典的基礎』(2003)『法存立の歴史的基盤』(2009、以上東京大学出版会)、『ローマ法案内──現代の法律家のために』(羽鳥書店、2010、[新版]勁草書房、2017)、『現代日本法へのカタバシス』(羽鳥書店、2011、[新版]みすず書房、2018)、『[笑うケースメソッド]現代日本民法の基礎を問う』(2015)『[笑うケースメソッド II]現代日本公法の基礎を問う』(2017、以上勁草書房)、『法学再入門 秘密の扉 民事法篇』(有斐閣、2016)、『憲法9条へのカタバシス』(みすず書房、2018)、『誰のために法は生まれた』(朝日出版社、2018)ほか。

「2021年 『人文主義の系譜 方法の探究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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