[笑うケースメソッドII]現代日本公法の基礎を問う

著者 :
  • 勁草書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784326403288

作品紹介・あらすじ

公法の根底にある、近代ヨーロッパ概念である政治システムとデモクラシー。そしてそれらが全面的にギリシャ・ローマの観念体系に負うことを踏まえ、人権概念へと迫る。東大法科大学院選択科目「公法・刑事法の古典的基礎」公法部分の[笑うケースメソッド]。憲法や行政法の授業で見知った有名判例が、目からウロコの姿となって現れる。

感想・レビュー・書評

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  • 憲法記念日に読みました。
    他の著作も読んではいたものの、理解するには予習が必要と感じました。古典古代まで掘り下げて近代を理解したいと駆り立ててくれます。

  • 【書誌情報】
    著者:木庭 顕
    価格:3,000円+税
    出版年月日:2017/02/08
    ISBN:9784326403288
    版型:A5 336ページ

    公法の根底にある、近代ヨーロッパ概念である政治システムとデモクラシー。そしてそれらが全面的にギリシャ・ローマの観念体系に負うことを踏まえ、人権概念へと迫る。東大法科大学院選択科目「公法・刑事法の古典的基礎」公法部分の[笑うケースメソッド]。憲法や行政法の授業で見知った有名判例が、目からウロコの姿となって現れる。
    http://www.keisoshobo.co.jp/smp/book/b272881.html

    【目次】
    まえおき

    予備的討論――夜叉ヶ池の龍神、その正体は?

    政治制度の構築――背景の色を変えれば違って見える

    言論・表現の自由――天上界にもミニマ・フューシカ

    政教分離――天地が岐れる時

    個人の尊厳――デモクラシーの礎石

    精神の自由――文化の極点

    生存権――命あっての物種

    公共空間内の物的規律――商売も哲学のうち

    公共空間の領域展開――市民社会の運命はあなたに懸かっているのですよ

    領域上の擬制的公共空間――横一列!

    直接的領域規律――環境は公共前公共

    デモクラシーの審級――江戸の敵は長崎で討つ

    財政――あげたんじゃないよ、あずけただけなんだから

    あとがき
    索引

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著者プロフィール

1951年、東京に生まれる。著書に、三部作『政治の成立』(1997)『デモクラシーの古典的基礎』(2003)『法存立の歴史的基盤』(2009、以上東京大学出版会)、『ローマ法案内──現代の法律家のために』(羽鳥書店、2010、[新版]勁草書房、2017)、『現代日本法へのカタバシス』(羽鳥書店、2011、[新版]みすず書房、2018)、『[笑うケースメソッド]現代日本民法の基礎を問う』(2015)『[笑うケースメソッド II]現代日本公法の基礎を問う』(2017、以上勁草書房)、『法学再入門 秘密の扉 民事法篇』(有斐閣、2016)、『憲法9条へのカタバシス』(みすず書房、2018)、『誰のために法は生まれた』(朝日出版社、2018)ほか。

「2021年 『人文主義の系譜 方法の探究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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