- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784326451326
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
読み応えのある1冊。日本の著作権法については触れていないが、アメリカやヨーロッパの著作権法の推移を技術の変革にあわせて記述されている。
著作権法によって作品を生み出した者の利益だけでなく人格(適切な言葉を思いつけなかったが精神の安全性のようなもの)を守ることが重要であることをあらためて認識した。
そして基本的には市場における重要性が大きいと思っていたが国をあげて議論してきた壮大な歴史があり、利益を守ることはつまり文化を守っていくことにつながることを理解した。
日本だと漫画村が技術にあわせた著作権法をしっかりと議論できなかったことの象徴的なものだと思うが、いかに法的にグレーであっても悪意ある著作権侵害は一切を認めるべきではないと感じる。 -
東2法経図・6F開架:021.2A/G61c//K
-
著作権の形而上学:情報・娯楽世界 創造性の繁栄←世界各国の決断・著作権 著作権思想史:活版印刷→天空のジュークボックス 著作権と新技術の大きな遭遇 10ドルを回収するための50ドル:複写という単純行為→複雑な著作権法の影響 私的複製:ソニー対ユニバーサル事件 著作権・2つの文化:コピーライトと著作者の権利 機械に対する答えは機械のなかに:娯楽と情報のための市場構築 両端のほつれ:デジタル革命→著作権の運用見通し→著作権の正統性に疑問 無料との競争:オープンソースのパラドックス 著作権の役割・倫理の重要性