「男らしさ」の快楽―ポピュラー文化からみたその実態

制作 : 宮台 真司  辻 泉  岡井 崇之 
  • 勁草書房
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本棚登録 : 126
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784326653478

作品紹介・あらすじ

楽しく生きよう男たち。多様な生き方を見つめなおし、変化の激しいこれからの社会を生き抜くために新たな処方箋を提示する。

感想・レビュー・書評

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  • 社会

  • 昔から「フェミ男」はいた。

    格闘技
    近代的な男らしさの典型に見られているが、実践している人からするとどうなのだろうか。

    理想の身体 商品化された身体

    格闘技はメディアの特性を浮き彫りにしている

    格闘技道場はセクシャルな関係自体が極力排除された空間

    テレビは冷笑するくせに専門雑誌は無批判に受け入れる

    性の区別を超越することがロックの使命
    だからこそロックは男性性に由来する

    ホモソーシャルをベースに、必要な虚構と不安な虚構を見極め、必要な虚構にコミットすることこそが、要求されている

  • 自己=身体性、集団=関係性、社会=超越性。

    鉄道、オーディオマニア、ロックの本質ってじつは同じなのかも?

  • 100207朝日新聞書評
    自己(身体性)
    集団(関係性)
    社会(超越性)

  • 2010.02.07 朝日新聞に掲載されました。

  • 「男性が中心」とされている文化を研究した本。
    「どんな風に楽しまれているか」を中心に研究されている。

    10個前後の文化が、各論として扱われているのが中心。
    例えば「ホスト」を取り上げるなど、取り上げる基準がわかりにくい部分もある。
    そもそも、ホストは「楽しんでいる」のか?
    しかし、一つ一つは、社会学的な理論を取り出しながら、読みやすく、かつ観察を交えて上手に構成されていると思う。

    しかし、一番面白いのは終章じゃないかと思う。
    「結局・・・?」と、個々の結論は面白いものの、この本としてはどこへ行きたいのか?という気持ちで読むことになると思うけれど、
    ・マクロな社会との一体感が失われている反面で、
    ・ミクロな関係性が志向されている。
    という結論に、前章までの例が、上手く当てはまる。
    主張が面白いのは勿論、そこでカタルシスを味わえる本だとも思う。

    結局、「男性的なもの」は孤立しているのか。
    それとも、「女らしさ」に接近しているのだろうか。
    話が「男性的」という視点からのみになっているから、他の「○○らしさ」との比較の観点があれば、より立体的に読後の再構成が出来たとは思う・・・。

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