レディーの赤面: ヴィクトリア朝社会と化粧文化

著者 :
  • 勁草書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784326653799

作品紹介・あらすじ

頬をバラ色に見せるドレス。顎ひもで自在に赤面できる帽子。ブラッシュ・ローズを飾ったパラソル。化粧でつくる乙女キャラ。人の外面から内面を読みとることができるとする観相学の流行をバックに、「赤面」が若い女性の純真を示す証となったヴィクトリア朝期。「理想の女性」像がつくられる過程を文学、絵画、服飾資料から描く。

感想・レビュー・書評

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  • 帯文:”化粧でつくる乙女キャラ。” ”頬をバラ色に見せるドレス。顎ひもで自在に赤面できる帽子。ブラッシュ・ローズを飾ったパラソル。”

    目次:序章 ヴィクトリアンにとっての表情とは、第1章 赤面を科学する、第2章 理想的なレディの赤面、第3章 「明るい」顔色が語る、第4章 化粧の美徳を説く、第5章 ブラッシュ・ローズを纏う、終章 ヴィクトリアンの自己抑制と赤面、あとがき、初出一覧、図版出所一覧、参考文献、注

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著者プロフィール

坂井 妙子(さかい たえこ)
1990年日本女子大学大学院文学研究科博士課程前期修了. 1995年ロンドン大学大学院ゴールドスミスカレッジ博士課程修了(M. Phil. 取得). 2004年ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館特別研究員. 2009年国際服飾学会奨励賞受賞. 2018年日本家政学会学会賞受賞. 現在, 日本女子大学人間社会学部教授. 著書:『ウェディングドレスはなぜ白いのか』(勁草書房, 1997年), 『おとぎの国のモード』(勁草書房, 2002年), 『アリスの服が着たい』(勁草書房, 2007年), 『レディーの赤面』(勁草書房, 2013年), 『ファッションの歴史』(分担執筆, 朝倉書店, 2002年), 『ピーターラビットは時空を超えて』(分担執筆, 北里書店, 2004年), 『衣裳で読むイギリス小説』(分担執筆, ミネルヴァ書房, 2004年), 『ギャスケルで読むヴィクトリア朝前半の社会と文化』(分担執筆, 渓水社, 2010年).

「2019年 『メイド服とレインコート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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