- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784326654154
感想・レビュー・書評
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社会学の存立する土台について、考察していく評論集
現実との関わりはほとんどなく、理論に始まり理論に終わるので、大学院で社会学を専門的に学んでいる人以外には、何の役にも立たない。
もとい、社会学自体が日本を除いて、世界的に廃れている理由が分かった気がする。
あとがきにあるように、現在の社会学の学生は理論だけでなく、フィールド、統計を学ぶという。
聡明な著者なら、もちろん気付いていることだと思うが、社会学的な方法は、社会学といったふわふわした学問ではなく、それぞれの分野の専門家が使えば良いだけのこと。
役に立たないものは廃れる。
ゆるふわ系の日本でもいずれは死にゆく学問だと思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
東2法経図・6F開架 361A/Ki62s//K
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著者:北田暁大
予価:2,700円+税
出版年月日:2018/08/31
ISBN:9784326654154
版型:4-6 350ページ
社会学の重要課題であった「社会秩序はいかにして可能か」という問いは二つの方向に分かれていった。秩序の成り立ちをめぐる精緻な分析はhowの問いに還元され、秩序のwhatを問う分析は他分野に委ねられた。しかし、本来はwhatとhowの切り分け難さこそが社会学の根底にある。本書は理論的な構想力からたどり着きうる秩序の条件を描き出す。
http://www.keisoshobo.co.jp/smp/book/b372624.html