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- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784326701209
作品紹介・あらすじ
社会保障という所得再分配政策はどうあるべきなのか? 好評を博した初版にデータ更新、新たな知識補給を加えた第二版。
世の中の所得は平等に分配したほうが経済の活力が高まるのか、不平等に分配したほうが経済の活力は高まるのか──どの経済理論をとるかにより、政策解が全く違ってしまうことが起こりえる。その政策がどのような前提から導き出されているものか自覚のないまま行われる社会保障論議の愚を説き、根拠に基づく有効な政策形成を提言する。
感想・レビュー・書評
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東2法経図・6F開架:364A/Ke44c//K
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左側の経済学と右側の経済学を対比しつつ,経済学の流れが説明されていた。どちらの経済学の立場に立つかで,社会保障の見方も異なることも述べられている。
生産性を無理やり付加価値生産性で論じることによる医療・介護への悪影響,マルサスの一般的供給過剰論からケインズの有効需要論までの左側の経済学のながれ,青木=吉川モデルの消費需要の飽和が経済成長の天井を規定するS字型成長曲線,成長産業を事前に選択する難しさに関する積極的貿易政策からの示唆,1%の成長率でも累積すると大きな変化になるという指摘,ドーマー条件,給付先行型福祉国家の運営の難しさが印象に残った。 -
本屋で立ち読みしていて面白そうだったので読んでみた。タイトル通りの社会保障に関する経済学系譜を知る事ができた。
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