スローでディープな英文精読: 〈ことば〉を極限まで読み解く

制作 : 今井 亮一  平沢 慎也 
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784327453169

作品紹介・あらすじ

甘美なる英語沼への招待文学者と言語学者が洋書片手に大はしゃぎ!本書は速読術を提供するものではないし、数百の単語や中学の英文法さえ覚えれば英語がわかるといったお気軽さを演出するものでもない。それゆえ本書は「スローでディープ」という、速さと浅さの対極の言葉をタイトルに冠している。ぜひ英語の甘美なる底なし沼に、ゆっくり深く沈んでいってほしい。<柴田元幸 推薦!>まず、優れた英文が選ばれている。それに達意の日本語訳が付いている。これだけでも十分面白いが、まあここまではいわば二次元。これに、翻訳という観点からはこういうことも言えるし、文法的にはこんなことも見えるし、ことばの用法としてはこうした点も指摘できる、等々いろんな角度から明快で有益な解説が重ねられ、二次元はぐいぐい奥行きと広がりを獲得する。ステレオ写真が一気に立体的に見える、あの瞬間にも似た快楽が何度も訪れる。看板に偽りなしの快著なり。<目次>まえがき本書の使い方1 Erez Aiden and Jean-Baptiste Michel, “Burnt, Baby, Burnt” (2013)エレツ・エイデン & ジャン=バティースト・ミシェル「Burnt だろ、Burnt と言ってくれ」2 June Casagrande, “5 Grammar Mistakes Even the Best Writers Make” (2018)ジューン・カーザグランデ「名文家でも犯す5つの文法間違い」3 Jay Rubin, “The Myth of the Subjectless Sentence” (2012)ジェイ・ルービン「主語がないという神話」4 Ted Goossen, “Haruki Murakami and the Culture of Translation” (2009)テッド・グーセン「村上春樹と翻訳文化」5 Ilan Stavans & Lalo Alcaraz, A Most Imperfect Union (2014)イラン・スタバンス & ラロ・アルカラス「超不完全連合」6 Janika Oza, “Fish Stories” (2021)ジャニカ・オザ「ほら話」7 Jonathan Lethem, “Grief” (2019)ジョナサン・リーセム「悲嘆」あとがき参考文献リスト

感想・レビュー・書評

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著者プロフィール

1987年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科修了。博士(文学)。現在、立正大学文学部特任講師。専門は比較文学など。著書に、『路地と世界――世界文学論から読む中上健次』、『スヌーピーのひみつ A to Z』(共著)。訳書に、ハント『英文創作教室 Writing Your Own Stories』(共訳)、モレッティ『遠読──〈世界文学システム〉への挑戦』(共訳)、アプター『翻訳地帯』(共訳)、ボール『スヌーピーがいたアメリカ──『ピーナッツ』で読みとく現代史』など。

「2023年 『数の値打ち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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