- Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
- / ISBN・EAN: 9784331513521
作品紹介・あらすじ
リーマン破綻の仕組みがわかれば、世界が見えてくる!かつてリーマン・ブラザーズで采配をふるった著者が語る、リーマン・ショック=世界金融危機の真相とどん底から始まるマネー新時代の賢い処世術。
感想・レビュー・書評
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ホシナシ$$つまらない。投資銀行の歴史の話しとかになるし、$$肝心のリーマン破綻の原因究明が詳しくなかった。$$途中で挫折。
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◆かつてリーマン・ブラザーズで采配をふるった著者が語る、リーマン・ショックの真相。
◇プリンシパル的な業務を行わない、M&Aの助言に特化した会社は今後もつづいていくだろう。
◇カネを貸すという行為、それがシステム化された「金融」というものの社会的な意義は、人々のもつ可能性を、時間的にも空間的にも広げることができるという点にある。向上心もある、体力も能力もある。そんな人々の自立を助け、手掛けた仕事が軌道に乗って実を結ぶまで手助けして上げられるのが、金融本来の役割だ。
◇1990年代から開発された「証券化」(債券化とほぼ同義語)によって、自行の債権を複数の金融商品に加工し、小分けした上で高利回りの商品として売却できるようになった。こうすることによって債権は財務諸表に計上しなくてすんでしまう。
◇端的に言えば、世界の経常収支の黒字の大部分は日本と新興国のもので、赤字はアメリカとEUで発生しているのだ。
◇アメリカが軍事力と政治力で他国を圧倒していることは事実である。この構図がある限り、ドルの完全退場は考えられないだろう。 -
担当:Hirakawa
対象レベル:初級
内容:
第1章 リーマン・ブラザーズの破綻
第2章 投資銀行とは何だったのだろうか
第3章 アメリカは大丈夫だろうか
第4章 資源価格の動揺が世界を揺さぶる
第5章 サブプライム問題の本質
第6章 それでもマネーは流れていく
現在世界でなぜこんなにも大騒ぎが起こっているか。それを金融初心者が理解するのに大変適した本。
投資銀行、金融業界におけるユダヤ人、リーマンショック、サブプライム、米国住宅バブル、米国金利政策。難しいテーマを実に平易に説明しており、投資銀行で働いていた著者ならではの豊富な知識と経験が垣間見える。
危機だ・恐慌だとか世の中は騒いでいるが、実際には何が起きているのかをわかっている人は少ないように思える。書店には、いたずらに不安感を煽る本や、専門的すぎる解説書が溢れているが、どの本もみなが本当に知りたい本質を正確にかつ平易に説明できているとは思えないので、そういう意味でも本書の意味は大きいだろう。
レビューに対して評価が低いと思うかもしれないが、既知の知識が私にあったため目新しいことが少なく感じたからである。
金融初心者にはお勧めだがある程度事態を把握している人には本書は不要かもしれない。
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◆かつてリーマン・ブラザーズで采配をふるった著者が語る、リーマン・ショックの真相。
◇プリンシパル的な業務を行わない、M&Aの助言に特化した会社は今後もつづいていくだろう。
◇カネを貸すという行為、それがシステム化された「金融」というものの社会的な意義は、人々のもつ可能性を、時間的にも空間的にも広げることができるという点にある。向上心もある、体力も能力もある。そんな人々の自立を助け、手掛けた仕事が軌道に乗って実を結ぶまで手助けして上げられるのが、金融本来の役割だ。
◇1990年代から開発された「証券化」(債券化とほぼ同義語)によって、自行の債権を複数の金融商品に加工し、小分けした上で高利回りの商品として売却できるようになった。こうすることによって債権は財務諸表に計上しなくてすんでしまう。
◇端的に言えば、世界の経常収支の黒字の大部分は日本と新興国のもので、赤字はアメリカとEUで発生しているのだ。
◇アメリカが軍事力と政治力で他国を圧倒していることは事実である。この構図がある限り、ドルの完全退場は考えられないだろう。
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面白くなかった。氏の新書を読んでそのとき面白かった印象が強かったから期待しすぎちゃったのかも。