- Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
- / ISBN・EAN: 9784331518038
作品紹介・あらすじ
旬にこだわり、魚や野菜など素材の持ち味を生かすことが江戸っ子流の食文化!
感想・レビュー・書評
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「半助喰物帖」を読んで江戸の食卓に興味を持ったため。読みやすくて良かったし、イラストがフルカラーで目にも楽しかった。江戸の肉声とも言えそうな川柳も多数収録されている。
江戸時代の後期〜末期にはずいぶん良いものを食べていたようだ。とはいえ、ご飯は朝一度炊いたきりで夜は茶漬けと香の物程度が普通だったという。
好みの女性に枝豆をはじいたりみかんの皮を投げたり、昭和の小学生男子のようなアプローチをしていたことが分かり、しょうもない部分で現代と地続き感を見出した。
初期のサザエさんのマスオさんノリスケさんあたりもね、そういうとこあったね。
卵かけごはんも江戸時代(と言っても長いけど)に食べられていたようで意外だった。
生たまご 醤油の雲に きみの月
だそうで。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
永山久夫 文・絵「絵でみる江戸の食ごよみ」、2014.3発行、内容を川柳で紹介しますとw、①乙姫の摘み草みるや若和布(ワカメ)なり ②生たまご醤油の雲にきみの月 ③酒呑みの耳を突きぬくあじの声 ④吸い口に入れる茗荷をもう忘れ ⑤紫蘇の色かりて大根も梅の花 ⑥嫁のいじ片肌ぬいで茄子を漬け ⑦納豆としじみに朝寝起こされる ⑧くり(九里)より(四里)うまい十三里 ⑨鉄砲の中へ切り込む大根武者 ⑩御内儀は千六本に酢をかける。
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江戸の食文化における季節感が分かって楽しい。
当時の費用感も書いてあることが多く、一文の値段の現在価値が作品中変わったりしないので安心して読める。
手元において、何食べるか決めかねているときにパラパラと見て決めるのにはいいかも。 -
新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、3階開架 請求記号:383.81//N25