秋の樹木図鑑 (紅葉・実・どんぐりで見分ける400種)

著者 :
  • 廣済堂出版
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784331521267

感想・レビュー・書評

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  • 秋だしたまには秋っぽい本でも読もうかなーと思って見つけたのが、こちらの1冊。

    とにかく掲載される樹木の情報量と写真の量が多い本でした。

    作るのめっちゃ大変そうだけど、
    作った人いったい何者なんだろうと思って経歴を見ると、樹木図鑑作家とある。

    なにそのレアな職業。
    確かに、さすがは樹木図鑑作家という内容ではある。

    基本的にすごいんだけども、紅葉一覧、黄葉一覧、ドングリ一覧が特にすごい。

    見開きに各種類の紅葉の葉の写真が無数に貼り付けてあるのは壮観ですらある。

    個人的には、ドウダンツツジが綺麗だと思った。

    各種類ごとにページがある感じで単調だが、ときおり樹木クイズなどのコラムが入る。

    次のうち秋の旬じゃないものがあります。それはどれ?

    イチジク、キウイ、サクランボ、ナシ、ビワ、ブドウ、ミカン、モモ、リンゴ。

    正解:サクランボ、びわ、ももは夏。
    って知らんわ!

    なんかすごい本だった。

    ーーーーーーーー

    あともみじの紅葉で、黄色になる葉と赤色になる葉が違うというのは初めて知りました。

    葉には元々、クロロフィルという緑の色素とカロチノイドという黄色の色素があって、

    クロロフィルが分解されたあと、黄色の色素が残ったのが黄葉。

    葉の糖分から赤色の色素アントシアニンが生成されたのが紅葉だそうで、黄色の葉は赤にならないそうです。

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著者プロフィール

1976年、山口県田布施町生まれ。沖縄県恩納村在住。千葉大学園芸学部卒業。造園設計を専攻中に樹木の見分け方を独学。葉をスキャナで撮影する方法を考案し、植物調査をしながら国内外の森を巡る。出版社勤務後に独立し、初心者にも分かりやすく伝えることをテーマに、20冊以上の図鑑を制作。主な著書に『葉で見わける樹木』(小学館)、『樹木の葉』(山と溪谷社)、『琉球の樹木』(文一総合出版/共著)、『葉っぱはなぜこんな形なのか?』(講談社)など。樹木鑑定webサイト「このきなんのき」管理人。趣味はスノーケリング、スポーツ。

「2022年 『沖縄の身近な植物図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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