新和風のすすめ: めいめいの暮らし、クリエーティブに

著者 :
  • 佼成出版社
4.67
  • (2)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 6
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784333014453

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 工業化社会下でのものづくりコミュニティーの構築に取り組んだ工業デザイナーの書いた本。作り手・使い手・売り手の人間関係を、三者協力でいいものを作ろうという考えを持った工業デザイナーの書いた本。

    メモ:ものづくりのプロセスは、ソフトウエアを作っていくプロセスと全く同じ。
    1. 自分が欲しいものが何かを考える。
    2. 作ってみる。
    3. 一生懸命使う。
    4. 気に入らないところを直す。

    メモ:機械化・自動化するのは、新しい課題に取り組むための時間を作るために、機械化・自動化しているのであって、それは、改良していくためのプロセスの一部(4番のところ)。

    和風デザインについて。
    一室多用
    動具と日本人と自動車
    ふすま、布団、ちゃぶ台、座布団、畳、屏風、御膳
    類人猿は、教えれば、道具を使えるが、梯子を作るなどの行為はできない。
    消費するだけの人は、物を作れない。類人猿と似ている。
    生活技術を取り戻すには、まず、買わないこと。
    買わなければ、作るから。
    おにぎりを買わない。気持ちを込めて作るとか、そういう発想。お風呂をいただく。入る人の気持ちを考えてとか。
    ソフトを作る。
    70%の家。ドイツ人の話。
    残りは住み始めてから作る。
    メモ:最初から仕込みが必要なこともあるだろう。センサーをあらかじめ仕込むとか。ソフトウエアエンジニアとしての家づくり。
    多摩ニュータウンの話。
    ニュータウンには物を作れる職人がいない。
    物を作る人間がいない街は暮らしにくい。住棟と工房棟があったらどうだろう?という提案。
    メモ:消費者ばっかりの現代の特殊性。
    冬に雪が降る地域で農業を営む人たちは、冬はやることがないので、都市部に出稼ぎに行く。
    冬に木を使った道具作り。
    メモ:ソフトウエアエンジニアの仕事には、季節性がない。この職業は農業と違って、特殊。

全1件中 1 - 1件を表示

秋岡芳夫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×