- Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784333014453
感想・レビュー・書評
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工業化社会下でのものづくりコミュニティーの構築に取り組んだ工業デザイナーの書いた本。作り手・使い手・売り手の人間関係を、三者協力でいいものを作ろうという考えを持った工業デザイナーの書いた本。
メモ:ものづくりのプロセスは、ソフトウエアを作っていくプロセスと全く同じ。
1. 自分が欲しいものが何かを考える。
2. 作ってみる。
3. 一生懸命使う。
4. 気に入らないところを直す。
メモ:機械化・自動化するのは、新しい課題に取り組むための時間を作るために、機械化・自動化しているのであって、それは、改良していくためのプロセスの一部(4番のところ)。
和風デザインについて。
一室多用
動具と日本人と自動車
ふすま、布団、ちゃぶ台、座布団、畳、屏風、御膳
類人猿は、教えれば、道具を使えるが、梯子を作るなどの行為はできない。
消費するだけの人は、物を作れない。類人猿と似ている。
生活技術を取り戻すには、まず、買わないこと。
買わなければ、作るから。
おにぎりを買わない。気持ちを込めて作るとか、そういう発想。お風呂をいただく。入る人の気持ちを考えてとか。
ソフトを作る。
70%の家。ドイツ人の話。
残りは住み始めてから作る。
メモ:最初から仕込みが必要なこともあるだろう。センサーをあらかじめ仕込むとか。ソフトウエアエンジニアとしての家づくり。
多摩ニュータウンの話。
ニュータウンには物を作れる職人がいない。
物を作る人間がいない街は暮らしにくい。住棟と工房棟があったらどうだろう?という提案。
メモ:消費者ばっかりの現代の特殊性。
冬に雪が降る地域で農業を営む人たちは、冬はやることがないので、都市部に出稼ぎに行く。
冬に木を使った道具作り。
メモ:ソフトウエアエンジニアの仕事には、季節性がない。この職業は農業と違って、特殊。詳細をみるコメント0件をすべて表示