たまたまタヌキ

  • 佼成出版社
3.11
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本棚登録 : 198
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784333027460

作品紹介・あらすじ

さまざまなものにばけてきたタヌキは、ふと思った。「おれは、まことにタヌキであろうか」。そんなタヌキの前に現れたカラスは何事もないように言った。「おまえは今、たまたまタヌキなだけだ」。なんと……。おれは、たまたまタヌキなのか……。
絵詞(えことば)作家とシュールな画家がタッグを組んだ、ナンセンス哲学絵本。

感想・レビュー・書評

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  • ばけるのが上手なタヌキ、どんどんどんどん化けて、果たして自分は本当はタヌキなのか、わからなくなってしまう。カラスは訳知り顔で、たまたまタヌキであって本当はもっと偉大なものだという。ドローンと意外なものに!
     タヌキの自分さがし? 化ける対象のスケールがデカくて良い。

  • さいごにきつねがああなってしまうのがおもしろい。
    結局、たぬきは..?

  • このナンセンス、流石の内田麟太郎。
    なぜに天丼!?
    でもこれ、もし絵がなくて文章だけだったら、天丼じゃなかったら、かなり奥深い。

  • 息子7歳5ヵ月
    息子が喜びそうな本を図書館から借りてきて読み聞かせ…最近は息子が一人で読むようになってきて、母はサミシイ。

    〈親〉
    絵が好き ◯
    内容が好き ◯

    〈子〉
    何度も読む(お気に入り)
    ちょうど良いボリューム ◯
    その他 

    なぜ、天丼?
    と最後のさいごにハテナがうかんでしまった息子。
    「天丼」ってそんなに、すごいの?!
    と思考停止してしまったようです。

    うん、そうだね、母にもようわからんよ。
    でも、自分がなにものかだなんて、本当は誰にもわからないことだしね。
    考え次第では、キミは政治家にもウンコにもなれるってことだよ。
    きみの可能性は無限大。

    さてさて、カラスはやはり賢い、というお話なのか。
    賢いキツネが考えすぎてしまう、というお話なのか。

  • たぬきのこんな姿を見せられたら、私も寝込む(笑)

  • 「おれは、まことに タヌキであろうか」

    よくある狸と狐の話だと思ったら。読んだら寝込みそうです。(4分)#絵本 #絵本が好きな人と繋がりたい #たまたまタヌキ #内田麟太郎 #高畠那生 #佼成出版社

  • いろんなものに化けていたタヌキが
    「おれは まことに タヌキであろうか」
    と自問する。
    おもしろい。


    で、びっくりする終わり方です。
    なんだこりゃ。
    結構好き。

  • 化け上手すぎるタヌキと、カラスの深遠なる(?)会話。うっかり巻き込まれるキツネ。

  • 「うし」を書いたコンビの作品ということではない期待して借りたけど、ナンセンス過ぎて私は面白いと思えなかった。それでも娘は何回き読んでいた。

  • タヌキは果たしてタヌキであるのか。カエルやサボテンからタヌキになったように、今がたまたまタヌキであるだけではないか。もしタヌキでないなら、本当は何なのか。カラスが言うには、もっと偉大なものであるという。タヌキにとって偉大なもの、それは。

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著者プロフィール

《ありえる》
父は桃太郎。母はかぐや姫。妻は白雪姫。
エッセイ『絵本のことば 詩のことば』
詩集『ことばの遊園地』『たちつてと』
《ありえない》
1941年、福岡県大牟田市生まれ。
絵本『ともだちや』。

「2024年 『ありえない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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