- Amazon.co.jp ・本 (64ページ)
- / ISBN・EAN: 9784333028276
作品紹介・あらすじ
僕は、ハルくんの黄色いかさ。今日は雨ふりだからうれしい。だって、かさって、雨の日しか外に出られないからね。でも、たまには別の人のかさになって、いつもとちがう景色を見てみたいなあ……。風に乗って小さな空の旅に出た、黄色いかさくん。はたして素敵な“お似合い”を見つけることはできるのでしょうか――。ちがう世界を知って、初めて大事なことに気づくことができた黄色いかさくんの、冒険と成長の物語。
感想・レビュー・書評
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昇降口で持ち主のハルくんを待つ黄色い傘は
周りに色んな傘があることに気づく。折りたたみ傘、透明のビニール傘、どれも自分よりかっこよく見えて羨ましい。そしてたまには別の人の傘にもなってみたいと願う。
風にあおられてハルくんから飛んでいってしまったことで、黄色い傘は別の人のそばに寄ろうとするが…
自分の以外の子の個性や家庭があることに気づき、他人を羨ましく感じるころ。自分のいいところや大切な人の存在に気づくきっかけになるといいな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
傘ってだいじだなぁと思った。
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傘視点の可愛いお話。
2年生の息子が何度も読んで!!と言ってきた。 -
行って帰るお話だね、これも。そりゃ傘だって旅に出たり違う風景を見たくなる。そうすることで自分の大事なものや大事な場所に気づく。「似合う」かどうかって割と大事だと思う。
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ハルくんの黄色い傘は、傘立ての中でハルくんを待ちながら、あこがれの「折り畳み傘」や「ビニール傘」とおしゃべりしていました。やっとハルくんがやってきましたが、そのとき風が吹いてきて、傘は」空へ飛び立ちました!
黄色い傘の冒険のおはなし。挿絵がとてもかわいい本です。 -
図書館本。私の選定本。5歳9ヵ月、これぐらいの文量、内容度が今の長女が1人読みするのにちょうどいいと感じる。サクサク読めて、一度で内容を完全に理解できる。擬人法で傘が語る形で書かれています。そういう角度をつけた感覚にも慣れてきた。
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持ち主さんを待っている間に傘たちはこんなお喋りするんだ。
クスッ。