- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784333029068
作品紹介・あらすじ
山の集落に暮らすカネオさんとレイコさんの夫婦は、ある日、崖の下でうずくまっていた、生まれたばかりのニホンカモシカの赤ちゃんを保護しました。そのままでは自然の中で生きていけない状態だったので、一歳まで育てて山へ帰すことになりました。
ミルクをあげ、山の草を食べさせ、いっしょうけんめい世話をしたカネオさんとレイコさん。フクと名付けられた赤ちゃんは二人に慣れ、集落の人にもかわいがられてすくすくと育ちました。でも、ついに別れの日がやってきます――。
命のぬくもりと別れを描き、野生動物と人との関わり方を問いかける絵本。岐阜県山県市で実際にあったお話から生まれました。
感想・レビュー・書評
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長く飼ってると愛着湧いちゃうんだよね〜
わかるわかる。 -
実話を元にした絵本。怪我した幼いカモシカを保護して1年間育てた後、山に返すものの、完全に自然に戻りきれないところ。育てた夫婦の気持ちなども考えると切なくなる。ラストも夫婦のカモシカへの愛情が深く心が温まるストーリーでした。
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そりゃ帰ってくるよ。
半野生って形に落ち着いたということね。
でもなんか、大人になって家を出て、たまに帰ってくる子どもみたいな。
家族なんだな、やっぱり。 -
なんでもない話なのに、最後には涙が溜まる、、、
ご夫婦の大事に育てる命の愛おしさが伝わる暖かい絵と
ふくの輝く瞳に、この一生が幸せであったのだと
良かったね、、、
そんな想いの涙が私の目に溜まる