自分のルーツを探す (光文社新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334033484

感想・レビュー・書評

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  • <目次>
    はじめに
    第一部 ルーツ探し 基本編
     第一章 苗字とルーツ
     氏と姓/苗字と名字/「必ず苗字を付けよ」という法律/苗字の数は三〇万!/苗字のタイプを知る/「鈴木さん」がたくさん住む島/熊野信仰と鈴木/五〇通り以上の表記/義経人気にあやかった姓/二〇姓のルーツを探る(佐藤、高橋、伊藤、渡辺、斎藤、田中、小林、佐々木、山本、中村、加藤、吉田、山田、山口、松本、井上、木村、林、清水、山崎)
     【苗字に関する参考図書】
     第二章 家紋とルーツ
     紋所イコール家紋/数は二万種類/家紋は苗字の代名詞/伊達家は家紋のデパート/家紋の変化パターン/家紋の分類/家紋からルーツを探る
     【家紋に関する参考図書】
     第三章 家系図・お墓・位牌の基本知識
     戸籍と除籍簿/公的文書としての家系図/檀家の名簿/検地帳/名寄帳/五人組帳/分限帳/資料をどこで探すか/お墓からルーツを探る/戒名からルーツを探る/戒名の構成/さまざまな戒名/位牌は「小型のお墓」/位牌の種類・形状/系図の形式
     【家系図に関する参考図書】
     第四章 ルーツ探しの基本行程
     ルーツ探しの手順/戸籍・除籍謄本を取る/戦前では隠居をすると子や孫の戸籍に入ることが多かった/旧土地台帳の調査/お墓の調べ方/傍系のルーツ探し/資料の調査、郷土史家への取材/元禄期の先祖を探し当てる/ルーツ探しの意義/仲間がいると心強い
    第二部 ルーツ探し 実践編
     第五章 親戚に取材して探す
     ある小学生の挑戦/二万七〇三位の苗字/地名と苗字との関連に気づく/方針を立てる/首都圏に住む十日市さんにアンケートを送る/伝説との混同?/小六の女の子の編集力/自宅にあった永代過去帳/気丈だった養母/菩提寺を訪ねる/十日市家発祥の地?/全国各所にある十日市/豊崎の十日市家/南部藩との関わり/本家を訪ねる/地域のリーダーシップを取ってきた歴史/郷土史家の視点/家紋の意味するところ/「貸元」的な存在だった?
     第六章 口伝・お墓を頼りに探す
     祖父の研究を継ぐ少年/二四通りの「のうみ」/口伝を整理する/お墓から読み取れること/土地を失う/乃美元信の発見ある若武者の運命/敗者の視点から推理する/過去が映りこむ街/浦宗勝の居城/戒名からうかがう盛勝の生き様/石風呂に浸かって古に思いを馳せる/乃美氏の居城
     第七章 ルーツ探しの最強集団
     熟年世代の熱気あふれる現場/腹巻から服巻へ/日本茶発祥の地がルーツの地か?/父の遺した謎めいた言葉/なぜ先祖の墓地に切支丹の墓が…/栄光の後の苦難、そして殉教/ザビエルの子孫と対面
     第八章 グローバルなルーツ探し
     系図が検索できる図書館/外交資料館の存在/家族の絆を深める親族会/先祖はお雇い外国人/明治期の国際結婚/琵琶湖畔の町で/ルーツ探しの依頼は誠意が肝心
    おわりに

    ***

    第一部は先祖探しのノウハウ、第二部は実際に先祖探しを行った人たちのレポートです。先祖探しがしたい!って方は、第一部のみで満足するんではないかな、と。
    苗字や姓の話をもっと聞きたかったのですが、やっぱり一部の苗字や姓に偏っちゃうのは仕方ないのかなーとも…。二十の姓についての解説も「こんなもん?」と私は物足りなかったので、☆二つで…。

  • 自分が連続した波の中の一部だと知っているだけではなく、身体で実感することが必要なんだ。

  • [ 内容 ]
    人は当然のことながら一人で生まれることはできない。
    父がいて、母がいて、はじめてこの世に生を受けることができる。
    そして、その父にも父がいて、「父の父」にも父がいる。
    もちろん母親の場合も同様である。
    こうして人は血縁という一本の線で過去とつながっていく。
    子供がいれば、子孫を通じて未来へもつながっていくことになる。
    その意味で、自分のルーツを探そうとする行為は、自分が長い歴史の中の一存在としてあることを確認することでもあるのだ。
    先祖が誰かを知りたければ、まず自分の苗字に注目せよ!―実践的ノウハウが満載。

    [ 目次 ]
    第1部 ルーツ探し 基本編(苗字とルーツ;家紋とルーツ;家系図・お墓・位牌の基本知識;ルーツ探しの基本行程)
    第2部 ルーツ探し 実践編(親戚に取材して探す;口伝・お墓を頼りに探す;ルーツ探しの最強集団;グローバルなルーツ探し)

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    [ 参考となる書評 ]

  • 「知識と手順わかりやすく述べ具体的な実例もありお手軽」

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著者プロフィール

丹羽基二(にわ もとじ)

1919年、栃木県に生まれる。国学院大学文学部を卒業。文学博士。姓氏・家紋研究の大家。膨大かつ精緻な研究で、稀代の成果を遺した。2006年逝去。著書に、『〔家紋と家系〕事典』(講談社プラスα文庫)、『難読珍読 苗字の地図帳』(講談社プラスα新書)、『家紋大図鑑』(秋田書店)、『日本姓氏大辞典』(角川書店)、『姓氏・地名・家紋総合事典』(新人物往来社)、『人名・地名の漢字学』(大修館書店)など多数。

「2016年 『神紋総覧』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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