最高学府はバカだらけ: 全入時代の大学「崖っぷち」事情 (光文社新書 318)
- 光文社 (2007年9月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334034191
作品紹介・あらすじ
大学全入時代をほぼ迎えたいま、私大では定員割れが続出し、潰れる大学も出てきている。こうした、世間からそっぽを向かれた「崖っぷち大学」は生き残りに必死だが、それは、東大や早慶上智、関関同立といった難関大といえども他人事ではない。どの大学も受験生集めのために手を尽くしている。ところが、その内容は-AO入試で辞退さえしなければ誰でも合格、就職率や大学基本情報の非公表・偽装、イメージをよくするために大学名を改名(秋田経済法科大からノースアジア大へ)、新しいことを学べる新学部を新設(シティライフ学部や21世紀アジア学部)など、世間の常識と大いにズレていて、どこかアホっぽいのだ。本書では、こうした大学業界の最新「裏」事情と各大学の生き残り戦略を、具体例を交えながら紹介していく。
感想・レビュー・書評
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10年以上前の書だが、大学の問題がよくわかる。
古本屋で、少し前に読んだ
「日本アホバカ勘違い列伝 (WAC BUNKO 283)」
と似たタイトルに惹かれて購入したんだが、口直しにはなった。 -
自分も大学生なので、タイトルが気になって手に取った。
最終章の、「大学でどうして化学変化が起こるか」を更に掘り下げて取り上げて欲しかった。大学に甘えるつもりはないが、面倒見が良くない大学に入ったら結局は自分で頑張るしかないということなのだろうか。 -
「モンスター・ペアレンツ、バカ学生、ダメ大学の三つ巴地獄を赤裸々にえぐる」
所蔵情報
https://keiai-media.opac.jp/opac/Holding_list/search?rgtn=072635 -
2015/11/26 ☆3
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105円購入2012-02-12
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書いている内容は理解できる。たしかに多くある大学の中で、必要な数値を意図的に隠している大学もあるだろう。しかし、大学業界そのものが悪であるというような主張の方が強いように感じた。(著者は本の中でフォローもしていたが)
本書が書かれた時期がやや古いため、今では”当たり前”と感じる部分が散見される。大学業界に多少なりとも関わりがある方にとっては、「ま、そうだわな」で終わるかもしれない。また、言葉使いが荒々しく、人によっては不快に感じるだろう。
要するに、『そんなに深い本ではない』という一言に尽きる。 -
日本には、どうしようもない大学が多すぎると思う。誰でもかれでも大学に入れることは良いことなのかもしれないが、果たして本人たちにとって幸せな選択なのか。そもそも勉学に向いていない人には別の選択肢を早く示してあげたほうが良いような気がする。
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少し前の本になるが、話題になった本だったので一度読んでみたかった。内容的には、大学業界のことを書いてくれてはいるが、あくまで外から見た程度。大学業界が廃れないよう、従事している人全体で盛り上げていきたいと思った。
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どっかの本もそうだったけど、バカだバカだと連呼する本てやっぱり下品。主観が入りすぎてて、あんまり読む価値なさそうなんで途中で読了。
穿った見方(正しい使い方の方)をすると、著者の大学コンプレックスみたいなものが見えた気がする。