まじめの罠 (光文社新書)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 186
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  • Amazon.co.jp ・本 (193ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334036461

感想・レビュー・書評

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  • すべてのことを疑ってみる重要性を教えてくれる1冊です。
    本のまとめ、ブログは下記に載せています。

    http://kashiwabaray.com/blog/index.php?itemid=19&catid=3

  • 7割くらいは、うんそうだよねーと思う内容で目新しさはない。所々賛同できないのもある。そもそもここで言ってる「ふまじめ」な人のがこれ読む人多いんじゃないかなと思う。で、この本に対して疑問なく「おぉ!」って思う人は結局「まじめ」な人という罠。

  • 勝間さんの本は具体的で数値化していて、勉強になります。
    しかしながら、この本は、私にとってちょっと難しい内容でした。

  • 「失敗することを褒めてやりたい」というスティーブジョブスの声が聞こえる。
    ただ、どうしたのか。やけにトゲトゲしい文体になっている。
    「自分をグーグル化する方法」では目が輝いている文体だったのに。

    ・クリティカルシンキング(批判的思考)は基本中の基本
     ⇒まず、疑え
    ・世の中のモノに余計なコストがかかるのは、まじめな人たちからのクレームがうるさいから。
     ⇒クリエイティブなことに資源を使うより、クレーム対策に資源を使うことが多くなっている
     ⇒商品開発ですら減点法が支配している
    ・まじめの罠の世界はありえないのに「失敗しない事」を追求するため、時間もコストもかかり、
     ⇒PDCAサイクルを回すほうが大事
    ・無知の知で客観的に自分を見る
    ・まじめな人はメモを取り過ぎる
     ⇒何が大事か判断しないため。

  • 与えられたシステムの内側でのルールを守っていさえすればいいと考え、みずから主体的に行動して結果に対する責任を取ることをしない「まじめ」が蔓延する現代の日本社会に対する問題提起をおこない、既成の枠組みに囚われることなくみずから決断し行動するたくましい知性を養うことの大切さを説いた本です。

    日本社会の内向きな文化的風土に対する批判と、ネット社会における炎上とのあいだには、たしかにその社会心理学的な基盤にはつながりがあるのかもしれませんが、背景にある問題がちがいすぎるのではないかという気がします。個人的には、ビジネスの実践的な場面におけるメタ認知能力の重要性に関する説明に話を絞ってほしかったように思います。

    近年刊行されている著者の本には、かつての「カツマー」ブームの頃にもてはやされた仕事術を越えて、現代日本が直面している社会問題に自己啓発書的な手法に基づいて解決策を示すような試みが多く、本書もその中の一冊といえるでしょう。本書にかんしては、若干議論が粗いように感じたのですが、イデオロギー・フリーな立場から社会問題に取り組むこうした著者の試みそれ自体は興味深いと感じています。

  • 主張については同意できる部分もあるが、それをサポートする論理や事例が、勝間和代自身の考え方に賛同しない人々を批判するものが多すぎる。

  • 20131110

  • 勝間塾や、サポートメールで書かれていることを改めて読んだ感じ。
    勝間塾生であれば読む必要無いかも。

  • 言われたことを、言われた通りにするのは、まじめの罠。
    筆者の言わんとすることは理解できたけど、
    極端な一般化が肌に合わず。
    きっとそんな私は、まじめの罠にはまっているのかも。


    ★メモ★
    「クリティカル・シンキング」
    否定ではなく、客観的かつ論理的に批判しながら検証する思考。

  • 日本はまじめであることによって大きな問題を抱えている。

    まじめであるが故に相手の言うことを鵜呑みにしたり、クリティカルシンキングができず、本来おかしい仕組みに気付かない。そうすることで、相手に責任転嫁をしようとする。

    また、まじめな人が好む努力信仰は、努力を正義とみなして仕事の効率化を阻んでいる。だから正しく物事を見て判断し、効率よく作業する抜け道を探すためにふまじめを推奨する。


    私自身、まじめと言われることがあり、悪い意味でのまじめから脱却するために手に取った本でした。

    内容を見てみると、自分がまじめであるからか、多少なりとも反発を覚えました。

    まじめな人が責任転嫁するために他者の発言を鵜呑みにしたり、批判的に物事を考えられない、という旨だが、どこにその根拠があるのか。

    まじめ自身についてではなく、ただ自分で物事を判断しなくなってきている現代人についての問題提起でよかったのではないか。

著者プロフィール

東京都生まれ。経済評論家(兼公認会計士)。早稲田大学ファイナンスMBA、慶應義塾大学商学部卒業。
当時最年少の19歳で会計士補の資格を取得した後、21歳で長女を出産。在学中から監査法人に勤めるが、ワーキングマザーとしての働きにくさから外資系企業に転職。以後、外資系数社を経て、経済評論家として独立。労働生産性の改善などが得意分野。
男女共同参画会議「仕事と生活の調和に関する専門調査会」専門委員。ワーキングマザーのための無料会員制ウェブサイト「ムギ畑」(http://www.mugi.com)を主宰。3女の母。
著書に『インディでいこう!』『猪口さん、なぜ少子化が問題なのですか?』(共著)『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』『無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法』(以上、ディスカヴァー)、『マッキンゼー組織の進化』(ダイヤモンド社、共著)などがある。

「2007年 『ワーク・ライフ・バランス手帳2008』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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