やせる! (光文社新書)

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334037086

作品紹介・あらすじ

身長158センチ、体重54〜60キロの間をずっとウロウロとしてきた著者は、最近、これまで取り組んできたダイエットとは異なる方法-食生活の改善と、運動習慣の改善-を日々の生活の中で地道に試してみました。すると、みるみるうちに「健康的に」やせて、お肌もつるつる、以前とは似ても似つかない快適な毎日を送ることができるようになりました。いったい、何があったのでしょうか。長年、なかなか「やせられなかった」著者の実体験をもとに、「生活習慣病にかかることなく、健康で長生きできる体」をどうすれば手に入れることができるのか、そのプロセスと具体的方法を綴ります。悩める皆さん、「やせる旅」に一緒に出かけましょう。

感想・レビュー・書評

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  • 著者は経済評論家。アーサー・アンダーセン、マンキンゼー、JPモルガンを経て独立。著者に「お金は銀行に預けるな」「会社に人生を預けるな」「まじめの罠」等多数。

    「やせる」というのは、ただ単にスタイルをよくするためや体重を落とすことだけが目的ではなく、生活習慣病にかかることなく、健康で長生きできる体を作ることと同じ意味と著者は捉えている。

    やせるためには具体的には次の3つの柱を生活の軸に置くことが重要である。
    ①食生活の改善
    ②適度な運動
    ③正しい生活習慣を作るための時間管理

    本書は上記の3点を中心として以下の3章から構成されている
    ①なぜ、みんなやせられないのか
    ②「やせる!」ための3本柱
    ③これで学べば、やせられます!!

    上記の三点はどれも当たり前。
    当たり前で基本的なことだからこそ大切であるということを再認識することが出来た。

    有名人であるからこそ叩かれる著者。
    一時期のカツマーブームから比較すればメディアの露出頻度は減少したものの、著者らしく随所随所で一定の影響力はまだ持っている。

    本書についても、好き嫌いはあるだろうと予測するも、私自身非常にわかりやすく楽しく読むことが出来た一冊であった。

    著者が「やせる」ことについて読み勉強し、考えた理論なども参考文献等を紹介しながら説明されていることから、偏った考えではなく、客観的な目線で見ることも出来た。

    これだけ文明が発達してもやはり、痩せるのは簡単ではなく、地道な作業。毎日の生活を見直して長い目で取り組むべき課題である。

  • 時間管理のコツは、「自己啓発」を馬鹿にせず、実行すること

    日本には、自己啓発本をたくさん読む人や、そこから得たもので努力する人を、何も、あそこまでする必要ないんじゃない?と、白い目で見る風潮があると私は思っています。これは、自分は努力していないにもかかわらず、身近に努力している人を見ると、その人の「コンフォートゾーン」(その人が1番心地よいと思う生活)が脅かされるためでしょう。
    だから、努力している人をうっとうしく感じ、自分もイライラするようになり、自分を安心させるために相手の足を引っ張るようになります。
    もし、あなたがこれからNCレートの良い食事を始めようとしたり、労働時間を短くしようとしたりすると、
    ●もう痩せているからいいじゃない
    ●極端すぎない?
    ●そこまでしなくても
    と言う声が必ず聞こえてくるはずです。しかし、決めるのはあなたであって、あなたの周りにいる人ではありません。
    他人に干渉する人は、「人は誰しも、他人から干渉される事は不愉快である」と言う非常に単純な法則を理解していません。もちろん、互いにアドバイスし合うことは人生に必要です。しかし、アドバイスと言うのは、相手から求められたときに初めて、そして誠心誠意を尽くして行うものであって、求められてもいないのにするものではありません。求められてもいないアドバイスを勝手にするのは、単なる干渉です。
    あなたがこれから痩せようと努力すると、様々なノイズが生じることでしょう。また、馬鹿にしたり、止めようとしたりする人が増えてくることでしょう。
    しかし、それが自分にとって大事なことかどうかを決めるのは、あなたであって、それを干渉してくる人ではないのです。

  • 今までの「やせる」本を目的別にまとめた本です。
    さすが学者さん。目のつけどころが違います。
    カーブス、私も通おうかしら…?

  • 古い本だからか、真新しいことは書いてありませんでした。
    健康やダイエットに気を使う人であれば、日常的に気にかける栄養とカロリーは単体で考えがちだと気付かされました。
    H=N/Cレート そのカロリーに対する栄養の価値を考えるべきだということは、本書で学んだ大切なことでした。
    著者の参考文献が解説付きで多数出ており、また読んでみたいと思いました。

  • 食べたい食品「まごわやさしい」…豆類、胡麻など種実類、わかめなど海藻類、野菜類、魚介類、しいたけなどキノコ類、芋類!

  • 勝間さんの超ロジカル家事が好きで、この本も購入。超ロジカル家事ほどに何か気づきがあったわけではないけれど、やはり勝間さんの文章は、他の人と同じこと言ってても実行への移しやすさが私にとってとても高い。なぜだろうか。。。

  • 痩せる!というお題目を「問題解決」の範疇として、勝間さんらしいロジカルな姿勢で解決していく。

    ①食生活(N/Cレートに基づく改善)
    ②運動
    が大事と説くのは普通だが、①②を実現するために
    ③時間管理
    が必要、という。正にその通り。

    野菜を沢山買ったり自炊したり、フィットネスクラブに入会して毎日運動したり…と、いずれも時間・金がかかる。
    しかし健康がかかっているわけだから、(病気で休職などのリスクを考えると)安い投資とも言えるだろう。

    さて、まずは時間管理か。
    ①に1時間、②に30分の捻出が必要である。。

  • 久しぶりに勝間さんの本を購入。

    よくあるダイエット本かと思ったが、あまり「こういうことをやって痩せました」という話ではない。いや、そういう話ではあるのだが、いろいろな本を読んで勉強した勝間さんが実践している食生活の改善についての方法がメインであった。

    大きな主張は、欧米型の食生活を見直し、さまざま機器を駆使して効率的に自炊を行い、健康になりましょう、ということである。

    機器へのこだわりぶり、マニアックな感じは相変わらず。こういうのが好きなんだな、と思わされる。

    [more]
    (目次)
    第1章 なぜ、みんなやせられないのか

    (「やせる!」ことで得られるもの 「ぽっこりお腹」の原因は単純だ! 欧米型食生活のキケンな罠 ほか)

    第2章 「やせる!」ための3本柱―食生活、運動、そして時間管理の現実的な改善方法

    (食べ物、運動、そして、それをコントロールするための時間が必要 1本目の柱「食生活の改善」―微量栄養素主義(Nutritarian)の勧め 微量栄養素主義の「食材費」に対する考え方 ほか)

    第3章 これで学べば、やせられます!!

    (肥満全体について、その原因と推移を知りたい人 肥満に関する学術調査の概要と、それに基づいた方法を知りたい人 N/Cレートの重要性について知りたい人 ほか)

  • やせる!。勝間和代先生の著書。ダイエット本は数多くあるけれど、非科学的なものだったり、健康を害してしまうものだったり、自分の成功体験を偉そうに自慢するだけの不愉快な内容だったりするものも多い。でも勝間先生の実体験に基づく科学的なダイエット方法がまとめられている本書は違う。世の中の多くの女性達の憧れの存在である勝間先生でもダイエットに悩むことがあったなんて、勝手に親近感を覚えました。

  • 勝間さんの特別なファンではない。でも、わかりやすい文章に行間の取り方、頭の良い人なんだと思わされる一冊。

    やせることの、意味を知らないとダイエットはリバウンドする。7キロ痩せたとこで安心して食べ始めた私にぴったりだった。栄養をとると、満たされて食欲の上昇をストップする。まさしくその通りである。

    パンを食べ始めると、トリガーとなって食欲が止まらなくなるのは実証済み。健康的な食生活をしているときは、ジャンクなものは、口にしたくもないし、ドーナツにも惹かれない。そして、心も満たされている。
    料理の時間はあるし、勝間さんのオススメする調理器は、わたしの生活には今はマッチしない。10年後、子ども達の成長期が終わったら、導入を考えようと思う。

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著者プロフィール

東京都生まれ。経済評論家(兼公認会計士)。早稲田大学ファイナンスMBA、慶應義塾大学商学部卒業。
当時最年少の19歳で会計士補の資格を取得した後、21歳で長女を出産。在学中から監査法人に勤めるが、ワーキングマザーとしての働きにくさから外資系企業に転職。以後、外資系数社を経て、経済評論家として独立。労働生産性の改善などが得意分野。
男女共同参画会議「仕事と生活の調和に関する専門調査会」専門委員。ワーキングマザーのための無料会員制ウェブサイト「ムギ畑」(http://www.mugi.com)を主宰。3女の母。
著書に『インディでいこう!』『猪口さん、なぜ少子化が問題なのですか?』(共著)『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』『無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法』(以上、ディスカヴァー)、『マッキンゼー組織の進化』(ダイヤモンド社、共著)などがある。

「2007年 『ワーク・ライフ・バランス手帳2008』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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