なぜ、あなたの薬は効かないのか? 薬剤師しか知らない薬の真実 (光文社新書)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334037864

感想・レビュー・書評

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  • 専門用語が出てくるの解説が分かりやすい
    セルフメディケーションの重要さ説明されている
    後発医薬品の説明は特に詳しい

  • 薬が効くしくみを真面目に解説してくれる本。素人でもとてもわかりやく、読みやすい。薬とはいったい何なのか、そのしくみ、メリット・デメリットについて語れるようになる。ジェネリック医薬品と先発薬の違いなどについても詳しく書かれ、欲しい知識が効率的に得られたと思う。日々の生活にも役立つ。

  • 若い薬剤師が書いた薬と薬局・薬剤師の本。前半は、薬が人体に作用する仕組みの解説で、例えば、同じ症状に効く薬であっても各薬特有の半減期によって服用方法が異なるといった、知っているようで知らないことが結構多く、勉強になった。後半は、セルフメディケーションの勧めというか、薬剤師をうまく使って自分で健康管理をしようという提言。最後に、ネット販売より対面販売の方が優れているという主張が出てきて、「やっぱり薬剤師の本だからそうなるか」的な部分があるが、分量的にも主張のトーンも控えめ。本書全体を通してみれば、有益な内容が圧倒的に多い。

  • とても読みやすく薬が効く仕組みがよく理解できた。

  • 本書で得た知識があれば、意思・薬剤師などの専門家が発する難解な言葉も、ある程度は理解できるようになっていることでしょう。そして、薬剤師に対しても一歩踏み込んだ質問ができるようになっているはずです。毎日の健康は、まずは自分や家族などが服用している薬について知ることから始まります。そのためには、「いつでも」「無料で」「真摯に」対応してくれる健康アドバイザーを確保する必要があります。これに最も適している職種が「地域の薬剤師」です。それを見つけ、自分の健康を自分で管理する術を獲得できるようになって初めて、真のセルフメディケーションが完結します。

  • なぜあなたの薬は効かないのか

    あおったタイトルなのでいわゆる現代医学批判書かと思いきや、極めて真面目な薬の入門書。

    書いてある内容は下記のような事項。
     くすりがきくのはなぜか
     副作用がなぜ起こるのか
     薬が体中でどう処理されるか
     薬害はなぜおきるか
     ジェネリック医薬品の功罪

    薬においてもメリットとデメリットを正確にあげて、客観的に見ている。薬害に関しても
     人体のなかで薬がどう反応するかはブラックボックス的な部分がある
     いくら臨床試験をしても被験者の人数に限界がある以上、完全な予測はできない
     ゼロリスクはない
     メリットとデメリットを天秤にかける
    ときわめて客観的な視点。こういったことは一般人としても知っておく必要があるだろう

    逆にタイトルにつられて「薬不要論」を期待すると期待外れに終わるかもしれない。
    薬の具体的な化学反応についても書いてあるので、その部分は難しいが、
    薬の概要がわかるので入門書的にさらっと読むにはいいかも。

  • 薬はなぜ飲み薬とか注射とか座薬とか、使用方法が違うのか判った。飲み薬は分子が500個位までしか、体に取り入れられない。大きく複雑な分子構造の薬は、従って注射など。グルコサミンコンドロイチンが経口摂取では、成分を取り入れる効果はゼロであることも理解できた。ただプラセボ効果は有るとのこと。だから飲みたい人にはグルコサミンの入れ物に、ミネラルサプリでも入れて渡せば良いのだろう。その他ワクチンや薬品認可のことも知ることができた。特に妊婦は市販薬でも胎児に重大な影響がある場合があるそう。妊婦は面倒でも病院で診察を受けるべき。

  • この著者のメルマガ読者きっかけでこの本を手に取りました。メルマガは少し上から目線というかスタンスがあまり好きでなく解約したのですが、この本はそんな違和感もなくとても役に立ちました。もともと中医に興味があったこと、読んでいる間インフルエンザでたくさんの薬を飲んでいたことなどもありましたが。薬剤師にこれからなるのは費用対効果ほかを考えても難しいですが、登録販売者は少し勉強してみようかなと思っています

  • 良書。
    著者の薬剤師としての誠実な仕事ぶりがうかがえる。
    なんで薬が効くのか分かり易い。
    薬は、病気そのものを治すのは細菌性の抗生物質くらいで、あとは対処療法が殆どらしい。
    薬には、必ず副作用があるので注意が必要。

  • 薬の使い方や効果など、一般の人でもわかりやすく書かれていて参考になったが、薬が対症療法にとどまり根本療法でないし、どうしたら薬を使わない体になれるのかまで踏み込んでほしかった。

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著者プロフィール

大学薬学部の学生時代に、自分の勉強のために「薬学サイト」を立ち上げる。
それを皮切りに、その後「ビジネスサイト」「健康サイト」なども立ち上げ、今では月間300万PVの人気サイトに成長。
「毎日、感謝メールが届くポータルサイトビジネス」を提唱し、現在はコンサルタントとしても活動。
コンサルを受け、月100万円以上の収益を上げている生徒をすでに250人以上輩出している。
テレビ、ラジオ、雑誌、新聞などで「ポータルサイトビジネス」の成功者として出演多数。
著書は10冊を超える。

「2018年 『たった1年で人生が劇的に変わるポータルサイトビジネス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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