「代謝」がわかれば身体がわかる (光文社新書)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334043049

感想・レビュー・書評

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  • 非常にわかりやすいと思う。
    学生の頃、栄養学の授業で代謝をしたが、まったくわからなかったが、これは例などもうまくあらわせていてわかりやすい。図はややこしいが、要は生物が炭素、水素、酸素メインでできていてその電子交換や他の物質との化合などで生きてるということが理解できる。昔のXMENの映画で、捕まった政治家が、なにかの超能力の攻撃を受けて、水になって流れてしまうシーンがあった。作り事と思っていたが、この成分考えたら可能な気もしてくる。
    そして代謝システムがよくわかっていれば病気ももっもわかるのでは?日本の医師は生化学、ちゃんとしてないのかも…とおもう。
    一般人でも尻手で損のない内容。

  • 自分自身の事は知っているようで知らない。性格についてこんな事はよく聞く気がする。では、身体についてはどうだろうか?あまり無いと思う。この本は、自分の身体、人の身体というものがどのようにして栄養を得て、どのように調整しているのかを細かく説明してくれる。溢れる擬人的なイメージが分かりやすく、ひねくれたユーモアを感じさせる。生化学の入門書のようなものだった。

    大学で一通り生物学を学んだ自分から見ても、内容は至極真っ当。高校生物レベルの基礎から大学レベルの内容まで詳しく説明されていた。
    代謝でGO!と書かれたらやたらと大量の酵素名や物質名が出てきて、食傷気味になるが、朧気ながらも代謝全体のイメージを掴むのには良いと思う。諦めないで読む心があれば、得るものが多いと思う。繰り返し読めば、その分知識も深くなっていくんだろうな。

  • 代謝の化学反応を説明した本。

    私は高校時代から文系で突っ走ってきたので、全然わからなかったです。ただ、人間の身体がうまーく出来てることは理解できました。

    あと、よく言われる基礎代謝については、筋トレだけで上げられるものではないとわかりました。結局、健康管理は食事

  • 代謝について分子の化学反応レベルで解説した本。
    ユーモアある文章は面白いけれど、内容は細かく一般常識レベルでは全部を把握するのは難しい。
    新書でも厚いほうで、図も多いので大判でカラーのほうがいいのでは?と思うが、刊行のきっかけが『炭水化物は人類を滅ぼす』らしいので、そのあたりの事情か。
    とはいえ、本文と図が別ページなのは読みにくい。

  • 「代謝をあげる」「脂肪を燃やす」と言った怪情報が飛び交う中で、ダイエットを成功させるには、正しい知識が必要です。とは言え、化学反応の説明が延々と続くこの本を楽しむには、読み手にも工夫が必要です。

    それでも、数多くの複雑な化学反応が行われる人体の精巧さには、読めば必ず驚かされるでしょう!

  • 生化学はちゃんと履修したことはないが,最低限の化学の知識(高校生レベルで多分大丈夫)と知的好奇心があれば読みこなせるとは思う。

    解糖系から始まりクエン酸回路,β酸化までの細胞内の一通りの化学反応を追った後に消化・吸収の動きを眺めることができる。出てくる酵素の数等,全てを一度に覚えるのはかなり厳しいが反応の雰囲気を掴むことはできる。

    一通り読むことでなんとなくの体内の代謝の全体感が掴めた感覚が得られた。

  • 食べものはどのように消化・吸収されて、身体の一部やエネルギーになっていくのか?それを解明するのが生化学の分野で、化学のアプローチが必要。いわゆる文系の人間には取っ付きにくい話だけど、例え話がうまいこと使われていて、興味深く分かりやすく読める。何度も再読したい。

  • 2001/5/1

  • 読みかけとなっていた本です、最後まで読みたいと思っておりますが、現在このような本に部屋が占領されてきており、苦渋の決断ながら処分することに至りました。近い将来、この本を読破できる機会が来ることを願っています。

    2018.5.3作成

    途中までですが、気になったポイントです。

    ・脂肪がエネルギーになって消えてなくなる、なんてことは起こらない、起こるとすれば、脂肪を構成している原子の組み合わせが変わって、違う化合物が生じ、そのときに差額のエネルギーが放出される(p21)

    ・何段階もの複雑な化学反応を通して、脂肪の持つエネルギーが体内で使える形へ変換される(p23)

  • むずかしい・・

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